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アウグスティヌス著作集 7 マニ教駁論集 みんなのレビュー
- アウグスティヌス (著), 岡野 昌雄 (訳)
- 税込価格:5,500円(50pt)
- 出版社:教文館
- 発行年月:1979.3
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紙の本
日本語で読めるマニ教のテキストとしてのアウグスティヌス。
2011/02/07 20:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
青木健氏の「マニ教」に刺激されて、この本を購入した。聖アウグスティヌスが若い頃入信していたマニ教をキリスト教の立場から論駁している論文集だが、引用されているマニ教の聖典が多分、日本語で読める数少ないマニ教のテキストだろう。
特に「基本書と呼ばれるマニの書簡への駁論」はアウグスティヌスが書いているように「書簡の初めの部分だけ」で全文ではないにしても、彼が反駁する為に引用したので、残ったわけだ。
「トマスによる福音書」みたいにまとまった形で、どこかの砂漠からマニ教のテキストが発見されないものだろうか。
解説を読むとアウグスティヌスによるマニ教批判は、この本に収録されている他にもあるようだ。
若い頃に入信していた宗教を批判するのはアウグスティヌスにとっても辛い作業かもしれない、とも思った。「異教」を信仰していた事が教会にとって許されざる行為となるので、彼が書いているように自身が「聴聞者」としてマニ教の中では低い地位にしかいなかったのにマニ教全体を批判しなければいけなかったから。
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