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ドラゴンになった青年 みんなのレビュー
- ゴードン・Ｒ・ディクスン （著）, 山田 順子 （訳）
- 税込価格：641円（5pt）
- 出版社：早川書房
- 発行年月：１９７９．８
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文庫
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紙の本
ある日突然ドラゴンに
2001/05/04 08:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：joya - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代アメリカに住む青年が、ある事故によって、異世界へ飛ばされてしまった恋人を追って、自分もその世界へ。しかし、なぜかその世界へ行けたのは意識だけ。体は…？なぜかドラゴンになっていた……。
ドラゴンなんて強い生物になるとは、さぞ気分がいいだろうと思いきや、主人公はなかなかどうして情けない思いもしていたりする。
軽妙に進む異世界冒険譚。
紙の本
ユーモラスな異世界ファンタジー
2002/02/12 04:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
霊体投射実験の失敗で異次元の中世世界に飛ばされた恋人を追って、主人公ジムも異次元へ。だがジムの意識は、なぜかドラゴンの体に入ってしまった。ジムはドラゴンの体に戸惑いながらも、騎士のブライアン、魔法使いのキャロリナス、オオカミのアラたちとともに、暗黒の力ある者たち〉に囚われたアンジーを取り戻すための冒険に乗り出すことになる……。
軽妙な語り口のユーモアファンタジーである。人々の行動や魔法の利用に関してロジックが大きくものをいい、話をコロコロとあちこちに転がしてゆくのが愉快だ。ドラゴンの生態などを科学的物の見方から検証している点もユニークである。
そして、なんと云ってもキャラクターたちが魅力的だ。卑屈なドラゴン、剛胆な騎士、神がかり的な腕前を持つ長弓の名手、強く美しい無法者の長の娘。中でも誇り高い孤高のオオカミ、アラの個性が光っている。
バランスのとれた作品。オススメである。
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