紙の本
想像力の爆発
2015/12/23 10:42
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
11編の短編小説が収められている。圧巻はやはり「アフリカの爆弾」だろう。この短編は直木賞候補にもなり、山上たつひこによって漫画化もされている。文明社会に対する著者の痛烈な批判が感じられた。
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マッドオナニスト!!
もぐらからのおすすめで。
スパイのお話が多かった様におもいました。
1つ目好きかな。
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小学生の僕にとって筒井康隆という作家は「タイムトラベラー」つまり「時をかける少女」を書いた人だった。そんな読書体験を求めて次に買った筒井康隆の本が「アフリカの爆弾」だったのだ。純真な小学生が悪い影響を受けたのは言うまでもない(笑)お蔭様でいまや立派な読書中毒患者、ミステリ・マニアのSF好きに成長した。全て巨匠の責任だと心から感謝している。この短編集には筒井康隆のエキスがいっぱいに詰まっていて巨匠の入門編としてお勧めなのだが、残念ながら今は手に入らない。嘆かわしい限りである。
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40年前の本だけど今読んでも面白い。
スパイ要素濃い目の一冊。
表紙がまたイカれてて良いいのだが、AmazonでNo Imageなのが残念。
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・台所にいたスパイ
・脱出
・露出狂文明
・メンズ・マガジン一九七七
・月へ飛ぶ思い
・活性アポロイド
・東京諜報地図
・ヒストレスヴィラからの脱出
・環状線
・窓の外の戦争
・寒い星から帰ってこないスパイ
・アフリカの爆弾
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12の短編からなる一冊。そして表題作は『ベトナム観光公社』と同じく最後に配置されているのは、この時代の流行だったのだろうか。筒井作品をできるだけ発表順に再読し始めて5冊目ともなると、著者流のエログロナンセンスがようやくしっくりときた感じだ。また、各編が仕込み落ち、まぬけ落ちなど落語のサゲのように絶妙の落ちがついて切れ味の良い短編になっている。
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内容紹介
妻の様子がおかしい。息子もスパイ組織に入れられてしまった。それぞれが違う組織のスパイとわかった家族の末路は(「台所にいたスパイ」)。とあるアフリカの新興国。5ギガトンの核弾頭を買うことになってしまった日本人サラリーマンは……(「アフリカの爆弾」)。ほか、「脱出」「露出性文明」「メンズ・マガジン一九七七」「月へ飛ぶ思い」「活性アポロイド」「東京諜報地図」「ヒストレスヴィラからの脱出」「環状線」「窓の外の戦争」「寒い星から帰ってこないスパイ」の12編を収録。