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山本周五郎の作品で初めて読んだ作品。
それゆえにか分からないけど、思い入れが深い^ω^
よく読み返ししたり^^
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09/09/2★★★☆
時は幕末。
300年続いてきた江戸幕府が諸外国との接触により揺らいできた。
一時代が終わり新しい時代がやってくる。
そんななか政治体制の未来に関係が無く、
必然的な新しい時代の到来を予感し、
新しい学問に邁進しようとする杉浦透の生き方を描く。
変化に抗う者、変化を受け入れようとする者、様々な人間の主義主張が混じりあう。
郷臣の言葉では、人は自分が信じるものが正しい、と言っていたような。
この小説は中々難しい。
思想が入り乱れ何が正しいのかわからない時代に、
自分の信ずる道を見出した透と、
敢えて道を見出さずに散った郷臣の二人を中心に物語が進んでいく。
題材としてはとても興味深い。市蔵が好きだ。
しかし中心人物の二人が煮え切れない感じ。
感想中途半端
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全1巻。
ぶあつい。
著者には珍しい幕末もの。
で、珍しい幕末の時代もの。
ながい坂からサクセス感と事件性を無くした
自己形成・青春小説な感じ。
最終ゴールがあって、
そこに向かって物語が進んでいく感じじゃなくて、
感じて系のお話。
特に山場もなく、
悩みながら生きていく、
右往左往の人間らしさそのものを見る感じ。
なので、結局何の話だったのって人も多いかも。
不安な時代で、
迷ったり悩んだりしながら、
自分はどうすべきかに悩む若者達な感じが、
感じる物があった。
読了感はさわやか。
個人的には好き。
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大河ではない。これは、小川です、あるいは、大河の小さな支流。
いずれにしても、これは周五郎のマスターピースではないでしょうか。
どちらかというと皮肉屋で、それ程素直な質ではない私は、小説でも映画でもある程度先が見えてしまうと、さめてしまうのが常ですが、こと、山本周五郎の作品においてはちがう。分かっていても聞きたくなる、氏はさふいふ物語を紡ぎ出す。最近の日本の家庭の文脈だとなかなかない話だが、子どもがばぁやの話を繰り返し聞きたがるのに似ているかも知れなゐ。ついつい、なついてしまう、それも物語自体に。
根津に住むようになって、さらに東京駅・神田界隈を毎日自転車でふらついているから、地名が身近に感ずられるようになったというのもあるだろうが、以前さぶを読んだときよりも食いついてしまいました。
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幕末のお話。世の動きに翻弄されつつも自分の生き方をしようとする透。妻となったふくが明るくかわいい。13.9.14
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台湾旅行中、後で一気に読む。
幕末の激動の時代に生きた武士の人生が描かれている。その登場人物はほぼ皆が自分たちの「国」を案じている。彼らとは身分の違いもあろうが、自分と比較した時に、いかに自分中心に物事や人生を考えているかがわかった。そして何よりも自分が何で身を立てるのか、定まっていない事が情けなかった。「国」を案じる事は、今の時代だと少し遠すぎてピンとこないけれど、人間がアイデンティティを持つ事だと考えれば割と自然な気がする。し、意識し、「国」のる杉浦透はじめ、