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ルパン扮するジム・バーネットの活躍談。無料調査といいながらがっぽり儲けるルパンが最高です。ルブランは本格小説家を辞めて正解だと思います!次世代のフローベールと期待されていたようですが大衆小説の才がずば抜けてます。
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探偵バーネットとべシュ刑事の奇妙な連携で次々と事件を解決してゆく連作短編集。ルパンの探偵としての手腕と怪盗としての手腕がよくあらわれた、ルパンシリーズならではの一風変わった探偵小説である。
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『したたる水滴』
アッセルマン夫人の元から盗まれた真珠のネックレス。すり替えられた本物。夫アッセルマンの復讐。死に際のアッセルマンが夫人に回させた蛇口の秘密。
『ジョージ王の恋文』
殺害されたボーシュレル老人。容疑者となった親友ボルック。死に際に残した老人の言葉。老人の蔵書の中に隠されたジョージ王の恋文。ルボックのアリバイに隠された秘密。
『バカラの勝負』
バカラ賭博を行っていた4人の男。殺害されたポール・エルスタン。容疑者となったエルスタンの浮気相手の夫フージュレー。テラスに行ったエルスタンを襲った犯人。テラスに残ったエルスタンに隠された秘密。
『金歯の男』
デッソル神父の教会から盗まれた宝物。神父が目撃した犯人の左の歯の金歯。容疑者として捕まったベルニッソの右側の金歯。グラビエール男爵の購入した金の折り紙に隠された秘密。
『ベシューの十二枚のアフリカ証券』
ガシール氏の部屋から盗まれた証券。盗まれた証券の中に含まれたベシューの証券。ビルをすべて封鎖し証券を閉じ込めたが・・・。大臣の鞄に隠された秘密。
『偶然が奇跡を作る』
若きアレスカール伯爵の遺体発見。天守閣から転落死した遺体。父親の残した遺産を探していた伯爵。伯爵の父親の借金の抵当として奪われた城と土地。だまし取られた城と土地に隠された秘密。
『白い手袋・・・白いゲートル』
ベシュー警部の離婚した妻で女優のオルガ・ボーバンからの依頼。彼女の家から盗まれたパンパドゥール・ベッドの奪還。
『ベシュー、バーネットを逮捕する』
デロック将軍にかけられた殺人容疑。死んだクリスチアーヌ。彼女の死の秘密。
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類まれな洞察力でどんな事件も解決に導く名探偵、かつ稀代のペテン師ジム・バーネット。バーネットを警戒しつつ、その助力を乞わざるを得ない警部べシュー。このふたりの掛け合いが最高におかしく、数あるルパンシリーズのなかで最愛の一冊だ。いわゆる「異色作」であるためか、いまだかつて在庫を置いている書店を見たことがないのが腹立たしい。そのうえ短編集なので映画には絶対ならないと思うが、万一映画化されたら、バーネットの役はぜひジョニー・デップに。
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ルパンが、バーネット探偵社をやっていた頃の話。
相談、調査が無料で、どうやって金儲けしているのか。
相談者(コンサルタント)の仕事の仕方の基本が分かる。
相手の弱みにつけ込むのではなく、
あくまでも問題を除去することによって稼ぐ。
うまい。
調査は無料なのに、なぜ商売が成り立つのか。
世の中の仕組みの中で、不正、公開できないもの、公開できないこと、
をお金に換える巧みな技を知ることができる。
用意周到な準備や、準備のために必要な情報をどうやって正確に知ることができるのだろう。
本書では、怪盗はバーネットといい、警部はベジュー。
2人の掛け合い漫才のような振舞いに、喝采したくなったり、事件の性質から少し心が暗くなったりもする。
ルブランの傑作のひとつだと思う。
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久しぶりに読んだ「奇岩城」がおもしろかったのでルパンシリーズを読んでみようと思い、図書館で借りた。
短編集で、最初の方はバーネットとベシュー警官との関係がよくつかめず面白さがわからなかったが、後半は慣れてきてあっという間に読み終わった。
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一泊二日で東京出張に行ってきました。
移動中と就寝前の時間を利用して、、、
"モーリス・ルブラン"の『バーネット探偵社』を読みました。
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"アルセーヌ・ルパン"シリーズの一篇なのですが、他の作品とは少し趣向が異なり、"アルセーヌ・ルパン"が怪盗としてではなく、"ジム・バーネット"という探偵に扮して登場します。
「一切料金はいただきません」という看板を掲げ、依頼者からは料金を取らないものの、事件を解決する中で巧みに関係者(悪党)から調査料以上の報酬を受け取る(ピンはねする?)という痛快な物語です。
以下の8つのエピソードから構成されています。
■水は流れる (Les gouttes qui tombent)
■ジョージ王のラブレター (La lettre d'amour du roi George)
■バカラの勝負 (La partie de baccara)
■金歯の男 (L'homme aux dents d'or)
■十二枚の株券 (Les douze Africaines de Bechoux)
■偶然が奇跡をもたらす (Le hasard fait des miracles)
■白い手袋…白いゲートル (Gants blancs...guetres blanches...)
■ベシュ、ジム・バーネットを逮捕す (Bechoux arrete Jim Barnett)
「白い手袋…白いゲートル」では、相棒?のベシュー警部の大事なモノまで奪ってしまいます。
なかなか憎い役柄ですね。
少年時代、、、
探偵小説をワクワクしながら読んでいた頃の感覚が少し蘇ってきて、とても楽しく読めました。 ъ( ゚ー^)
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うーん、ズルいぞ。確かに「一切料金はいただいて」ないけれど、美味しいところは全部持って行ってしまっているじゃないですか。
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子供の頃、読んだ気がする。と思い出して図書館で借りた。翻訳の古さが若干読みにくい感はあったけど、元の話が面白いから読み進められた。正体がルパンなだけに、普通の探偵とは違うところがあり面白いです。新訳、誰か書いてくれないかしらん?