0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代に流行した本。現代の東海道との比較も出来、観光と所としての役割もしてくれる。現代語訳はないが比較的わかりやすい内容となっている。上巻は日本橋から宮まで。
紙の本
江戸時代の空気を感じる
2015/09/28 19:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マコト - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直に言って、笑えるかといえば微妙でした。主人公達の愚かさが、私には笑える愚かさではありませんでした。とはいえ、江戸時代の生活を感じるという点では、自分が実際に江戸時代を旅している気分になり、非常によかったように思います。
滑稽本というより、旅行記として読んでみるのも面白いのではないでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
弥次さん喜多さんの名前はお馴染みですが、ちゃんと読んだ事ありますか?そのハチャメチャぶりたるやハリウッドのスラップスティック映画も顔負けです。この上巻のはじめには、ふたりがお伊勢参りに出かけるきっかけとなったエピソードが収録されているのですが、なんと、これは本編の出版後に、読者からの要望に応えて書かれたものだそうです。当時のベストセラーぶりがうかがえます。
投稿元:
レビューを見る
ダイスキです。
日本各地を旅しながら起こる様々なイベント。
江戸の東海道はこんなカンジだったんだなぁ〜〜〜。
投稿元:
レビューを見る
もしや、「茶番」仕立てが少し癖になり始めている?それなら、お次はあの『膝栗毛』でしょう!これは道中物なので、趣向だけの通人茶番よりもずっと読みやすいですよ。
投稿元:
レビューを見る
字は小さいし見慣れない漢字かな遣いだが、読んでみれば古語でもないし意外に読みやすい。
下ネタの多さにびっくり。馬に乗ったり籠に乗ったり、茶屋で休んだり、全く辛い旅ではない様子。
延々似たことの繰り返しに思えて、浜名湖の手前で飽きてしまった。
当時も「道中記」という旅行案内本があったようで、弥次さんが作中で読んでます。
神奈川宿 休憩(鰺)
戸塚宿 宿泊
藤沢宿 休憩(団子)
小田原宿 宿泊? 甘酒と梅干し
三島宿 宿泊(お楽しみも)
釜が淵(沼津駅手前) 餅など
原の宿 蕎麦
吉原の駅(外れ) 菓子
蒲原 宿泊
倉沢(由比) 休憩
興津 糠だんご
府中(静岡) 宿泊と夜遊び
丸子 休憩、とろろ食べ損ねる
岡部 宿泊(大井川明け待ち)
白子町 酒
まだまだ続く
投稿元:
レビューを見る
著者:十返舎一九(1765-1831、静岡市葵区、戯作者)
校注:麻生磯次(1896-1979、山武市、日本文学)
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りた。
江戸時代に十返舎一九によって書かれた”滑稽本”。栗毛とは馬のことで、タイトルを意訳すれば「東海道を馬に乗らずに歩いた旅物語」とでも言うだろうか。
先日、松尾芭蕉の『おくのほそ道』を読んだが、あちらは章によって漢文のごとく漢字びっしりだったり、かな文字多めの章だったりしたが、本書は全編にわたってセリフが多く、かな文字多めだ。そのセリフも鉤括弧で始まるが、"括弧閉じ"が無いのが独特な雰囲気。
また東海道が冠しており、地名もところどころ出てくるものの、『おくのほそ道』ほど土地を感じさせない。あくまでメインは人の物語と感じた。
上巻は江戸から、名古屋まで行き桑名への船旅まで。
読んでウフフと微笑むほどの当時のセンスとその読解力は私には無いかな。