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薩軍は各地を転戦の末、鹿児島へ帰った。城山に篭る薩兵は三百余人。包囲する七万の政府軍は九月二十四日早朝、総攻撃を開始する。西郷隆盛に続き、桐野利秋、村田新八、別府晋介ら薩軍幹部はそれぞれの生を閉じた。反乱士族を鎮圧した大久保利通もまた翌年、凶刃に斃れ、激動の時代は終熄したのだった。
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(1990.08.15読了)(1990.08.02購入)
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薩軍は各地を転戦の末、鹿児島へ帰った。城山に篭る薩兵は三百余人。包囲する七万の政府軍は九月二十四日早朝、総攻撃を開始する。西郷隆盛に続き、桐野利秋、村田新八、別府晋介ら薩軍幹部はそれぞれの生を閉じた。反乱士族を鎮圧した大久保利通もまた翌年、凶刃に斃れ、激動の時代は終熄したのだった。
☆関連図書(既読)
「翔ぶが如く(一)」司馬遼太郎著、文春文庫、1980.01.25
「翔ぶが如く(二)」司馬遼太郎著、文春文庫、1980.01.25
「翔ぶが如く(三)」司馬遼太郎著、文春文庫、1980.02.25
「翔ぶが如く(四)」司馬遼太郎著、文春文庫、1980.02.25
「翔ぶが如く(五)」司馬遼太郎著、文春文庫、1980.03.25
「翔ぶが如く(六)」司馬遼太郎著、文春文庫、1980.03.25
「翔ぶが如く(七)」司馬遼太郎著、文春文庫、1980.04.25
「翔ぶが如く(八)」司馬遼太郎著、文春文庫、1980.04.25
「翔ぶが如く(九)」司馬遼太郎著、文春文庫、1980.05.25
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読んだきっかけ:司馬遼太郎は全部読みたい
かかった時間:11/28-12/13(16日くらい)
内容:明治維新から西南戦争の話。10巻(最終巻)は、薩摩軍撤退戦後半から、城山での終戦まで。
西郷隆盛については、手紙や日記など残された文献が少なく、その人となりを理解するのが非情に難しいようです。
実際、幕末から戊辰戦争にかけての策略と栄達を成し遂げた西郷像と、明治維新後から西南戦争時のいくぶんか幼稚にも思える西郷像が乖離しすぎて、理解に苦しい。
本小説では、その原因を薩摩人の暴発の人身御供になったような描き方で理由付けている(と思う)。
今となっては、彼の真意を知ることはできない。
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まぁ★3ですかね。
繰り返しが多いのが難点、まぁそもそもこの作家にリズムを求めること自体がナンセンスなんであれですけれど。
でも日本って何も変わってないのね、と溜息出るくらい重苦しい感じはこの作家には珍しいかもしれないし、それはそれで買いだと思います。むしろ一番読むべき作品なのかも。