投稿元:
レビューを見る
イボイノシシからヒトまで、50の動植物プラス空想の世界の生き物について筒井流に薀蓄を綴った一冊。
昭和55年発行
投稿元:
レビューを見る
ウミガメの涙。
いつまでもその情景が浮かんできます…
物言えぬ 動物達のドラマを 筒井節で綴ります
お父さんが 動物園の園長だったって言うのはビックリ??
投稿元:
レビューを見る
父親の部屋にあったので借りました。動物の生態について書かれているかと思ったらいつの間にか人間社会に言及していたり、奥さんが家を飛び出したり(笑)終始にやにやしながら読了。筒井康隆作品は『最後の喫煙者』以降まだ2冊目なのですが、これがツツイ節なのかなあ、と興味深く読めました。アンチフェミニスト?と思わせるような記述もすこし気にかかるけど、とにかくその知識量に驚きとともに感動、です。個人的には「キュウケツコウモリ」~「シャカイハタオリドリ」が特におもしろかった!
投稿元:
レビューを見る
筒井康隆のユーモアがほどよく効いていてどこから読んでも楽しめる。こういう本を手元に置いておきたいものである。この本をくれた友人にありがとう。
投稿元:
レビューを見る
【僕なりのdictionary】
筒井康隆の本が読みたかったのだけど、不用意に不快なツイートを見て、ふんふん、僕は読んでやらねーよって、思って中学生の時のバイブルを読み直してみた。
シャカイハタオリドリはご存知だろうか?本当にいるのか。いないのか。僕にとって。大切なことは、目に映るすべてだとしても。うまく生きていきたいと想ったら、ね。
投稿元:
レビューを見る
著者の博覧強記ぶりが存分に発揮されたエッセイ。生物・無生物、そして想像上・SF的生物を主題にしながら、人間社会に対する鋭い風刺が絶妙だ。「ジョウチュウ」の項で、モデルの中にはサナダムシに寄生された女性が多いという未確認でしょうもない情報を得たのも本書だったような気がする。エスカルゴとして食用にもなる「リンゴマイマイ」は、最近地元で特定外来種で駆除対象のヒメリンゴマイマイが発見されたということもあって、なかなか興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
なんか、やすたかくんがパパの仕事場(動物園)へ行くと、オットセイがお散歩してゐるので、とかのほっこり話とか、「トンデモ本の評論」「アニメーション、おかあさんといっしょやみんなのうたなどの子供向け番組に関するうんちく」など当時筒井大先生の恐らく独壇場であったと思はれるナニ、あと先生独自のバカ話が入っててけっこうおもしろい。
本著内ではなんかあほな話で紹介される「恐竜=鳥類説」は21世紀になって支持されるやうになり(一応21世紀の説ではティラノサウルスは「ピーヒョロロロロ」とかの癇高い声で鳴く可能性は否定されてるが)、えすえふの架空生物として紹介されてゐる「超音波で鳴く蛙」は支那に実在してるといふのを知る。筒井先生は偉大かもしれない。