紙の本
結末がユーモラス
2016/05/06 19:06
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルは「かえるのはなび」だが、主人公はぞう。花火を鼻の中に入れてしまったぞうが、その状態で火をつけられて鼻から花火をうちあげるー、というナンセンス展開。作者らしい、突き抜けたおもしろさがこの作品でも楽しめる。
自由な筆遣いが持ち味の花火の絵を味わいつつも、最後はどうなるのだろう…というのが気になっていたところ、なんと、こう来たか…という結末。ぞうの哀れな姿が哀れでもありおかしくもあり。
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3A(年長)レベル。
3A-30/50。
花火師のかえるに早く花火をつけろと怒る象が花火を全て鼻で吸い込んでしまい、その花火にかえるが火をつけてしまいました。
花火があがるページはとってもきれいですが、最後に象君の鼻がやけどで腫れてしまうというお話です。
5歳の娘は大笑いしながら読んでいました。
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象の鼻がちょうどいい花火台に。ナンセンスさが楽しい決して真似を真似をしないでくださいと注釈をつけたくなる絵本です。
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[公文]
3Aの一冊。
ぞうさんがそのお鼻で打ち上げるのかと思ったら…?微妙にニュアンスが違ったね。でもぞうの色がページごとに微妙に違っていて、真似したかったね。
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ぞうのはなのなかにつまった花火に火をつけて花火大会。
わるいのはぞうだけれど仕打ちもひどいもんだ。
C8793
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象の横暴な行いに対する蛙の復讐、そして和解を描く絵本。
花火大会を待ちきれない象が、蛙の花火工場を訪れ、蛙の止めるのも聞かず、花火を鼻の中に詰め込んで持っていってしまう。動物たちが集まってきて、困った顔を並べる中、怒った蛙は「では いまから はなびたいかいを はじめるよ!」と、象の鼻の中に詰まった花火にそのまま火をつけてしまう。象の鼻を砲身にして夕空に打ち上がる花火。無慈悲に告げられる「はなびたいかいが はじまった」という地の文が恐ろしく、見開き6頁に渡って描かれる満開の花火の図が美しい。
こういったストーリーの場合、和解に多くページを割いてもおかしくないけれど、そこはさらっと流され、蛙の復讐が執拗かつ鮮やかに描かれるのが面白い。