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ぼくは なぜヒマワリなのかな みんなのレビュー
- 小松 恒夫 (著), 田沢 梨枝子 (絵)
- 税込価格:1,282円(11pt)
- 出版社:さ・え・ら書房
- 発行年月:1982.6
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紙の本
来年の種蒔きを、こんな本を読みながら待つのも楽しい。
2007/12/05 22:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
種から成長していく様子、不思議な現象の解明を、ヒマワリ自身が語るという形式で書いた本です。子供向きの語り口ですが、発芽からの世話の仕方もちゃんと書かれていますし、文章だけでなく、少し漫画のような植物の絵も、葉のつき方や花の断面までとても正確に書かれています。世界中で栽培されていることや、種子の利用方法まで、目線も広くとってあって、大人が読んでも楽しくためになる内容です。
「首が曲がってる?!」という単純な疑問から、科学研究への橋渡しをするお話がつながっていきます。時間を追って写真を撮る、一日中暗くしてみるなどの簡単にできる実験からはじめ、研究者の実験結果も書かれているので、「難しい研究も基礎は単純なところにある」という実感が湧きます。
出版されてからもう随分たちましたが、現在でも科学への最初の興味はこんな形であって欲しい、と思うような書き方がされています。絵などはちょっと古い感じになってきていますが、植物の不思議な現象への興味、探究心をかきたてる面白さは少しも古く感じません。「やさしい科学」/植物全七巻中の一冊としてまだ入手可能なようですが、書かれた当時は最新だった結果が現在はどのくらい進んでいるのか、そういったことをプラスして改版して欲しいものです。
来年蒔いてね、と知人に分けてもらったヒマワリの種。来年はこの本が教えてくれたことを思い出しながら、種からじっくりお付き合いをしたくなりました。
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