投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読んでて普通に泣きそうになった。
自分はまだ「コペル君」にすらなれていないけれど、いつか「おじさん」のような大人になりたいものです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
中学生のコペル君の精神的成長に託し、「おじさんのノート」という題材で語りかける。
岩波文庫ということもあり、なかなか手が出なかったが、読んでみると堅苦しさは特になくさらっと読めた。もちろん時代の違いもあり、全てに共感するわけではないが、書かれている内容のほとんどが今にも、そして今後にも生きている内容である。下手な自己啓発の精神論より、むしろ本質に踏み込んでいるこの本の方が優れていると思われる。
なお、カテゴリを自己啓発としたが、単なる自己啓発ではなく、もっと広い意味での生き方を示しているのではないかと思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
【分類番号】13-40
【保管場所】本社工場
【山際】
主人公コペル君は、中学2年生。世の中の「なぜ」を感じることとどのようにして自分の中で消化していくのか。
昭和12年頃の時代背景も合わせて興味深く読み進めます。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
個人的課題図書。
どんな硬い文章なのやらと想像してたけど、物語設定で読みやすかった。
まっすぐだ。
生産するひとに、なれるだろうかなぁ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
今まで私が求めていた考えかたのヒントが凝縮している。
20代も後半になって本書をしったのは恥ずかしい。
日本人として立派に生きる。
すべてはつながっている。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
人生の中で理解しなければならないものの見方、道徳、理想の
世界をコペル君とおじさんの交流を通してわかりやすく述べられている。
理想の世界とは、人と人との関係が網の目につながっていることを
意識したうえで相手のことを考えながら生きていける世界と説明し
具体的に読者にどうやって生きていくかを提示する。
特に、人が網の目のようにつながっているなどというのは、
「生産関係」などと経済学で説明されているが、2000年前から
ブッダが悟りを開く中で語っていたことであると同時に、現代の
ウェブにもつながっているというのは興味深い。
特にこの本が書かれたのが1930年代の言論統制下であることを考えると
非常にインパクトのある普遍的な内容であると感じる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学校高学年のころに読み、人生とこのように向き合っていこうと感じた一冊。
人間として真摯でありたいと強く願うこと、民主的な社会の担い手でありたいと考えること、そんな私の今の基盤はこの本に大きく影響されているのだと思う。まあ、男は男はと連呼されるあたりに現代女子としてはむむっ?と時代を感じてしまうけれど、全般的に今だってじゅうぶん新鮮だ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
【2006】
児童向けに書かれた本だったようだが、ハッとさせられる文章が多い。
身近な話題から普遍的で哲学的な話に広がっていき、考えさせられる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
少年コペル君の疑問に叔父さんが答えるという形で書かれている。
タイトルから考えると哲学的なイメージを持つが、読んでいくうちに、実際は表紙にもあるとおり「社会科学的認識」が切り離せない問題であることに気づく。
それが最も顕著に表れている章が、四章の「貧しき友」だと思う。
浦川君の家は貧しい。けれど、それは「家」の比較であって、「その人そのもの」の比較ではない。
人間の真の値打ちとはいったいどこにあるのか。
これは、とても大事な問題である。
そして、話はさらに貧困の問題、生産と消費の関係に広がってゆく。
単純に、よくありがちな人格に価値を求めるだけにとどまらない。
私は、この章が一番印象に残っている。
http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-382.html
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「人間が人間同士、お互いに、好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。そして、それが本当に人間らしい人間関係だと、――コペル君、君はそう思わないかしら。」
コペル君は何かを体験することによって何かを学ぼうとする。その姿勢は私たちが忘れかけている子どもたちの姿ではないだろうか。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
働き始めたばかりで、弱っていたところに「雪の日の出来事」のコペル君の悩み・叔父さんの優しい叱咤、友達の笑顔にさっきまで大泣きしていました。消費専門からやっと生産の側へ転がり込んだばかりの、落ちこぼれの私も人間らしくありたいと心底思いました。人に答えて欲しい時には、自分がまず何かできたのか?が先なんですよね。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
なんという道徳の書。小中学校、高校にもぜひ置いてください。登場人物がどれも味があってかわいいです。伯父さんも素敵ですが、火の付いたたばこのポイ捨てはいくら葉巻であってもいけないと思います…。火は消さなきゃ……。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
大切なことをとてもわかりやすく。
ほんとうに大切なことはなにか。
--------------------------------
世間には、悪い人ではないが、弱いばかりに、自分にも他人にも予見な不幸を招いてる人が決して少なくない。
人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように空しいことが多いのだ。
--------------------------------
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
コペル君というあだ名の中学生を主人公として物語方式で進行する。
ごくありふれた日常生活の体験から読者に生き方について問いていく。
この本はどう生きるかについて押し付けがましく書いてないし、よい生き方がはっきりと断定されているわけでもない。
自分で読み取っていく作品である。
本文の最後も 「さて、君たちはどう生きるか。」でしめくくっている。
結局、自分でどう生きるか、どのように生きるべきかを自らの良心や理性に照らし合わせ問い続けながら生きていくのが重要なのではないか。
「肝心なことは、世間の眼よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それを本当の君の魂で知ることだ。そうして、心底から、立派な人間になりたいという気持を起こすことだ。いいことをいいことだとし、悪いことを悪いことだとし、一つ一つ判断をしてゆくときにも、また、君がいいと判断したことをやってゆくときにも、いつでも、君の胸からわき出て来るいきいきとした感情に貫かれていなくてはならない。」(本文より)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
この本に出てくる「人間分子網目の法則」を考えると、
私が生きているという理由とか、働かなくてはならない理由、私は社会に出て何をしたらいいのか、そんなような疑問の答えがとてもシンプルになる。
自分の将来についてあれこれ考えたとき、
「とりあえず人生長すぎて、どうやって生きていったらいいのか分からないよ!」
と、いつも行き止まってしまっていたから、本当にこの本を読んで良かったと思う。
「社会に生きる」ということの意義について、考え方の基盤を作ってくれた一冊。