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みんなのレビュー11件

みんなの評価3.5

評価内訳

11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

ファイロ・ヴァンス登場

2002/03/09 08:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:modern - この投稿者のレビュー一覧を見る

 巨匠ヴァン・ダインの記念すべき処女作である。とにかくこのシリーズの特徴は、物凄い量の薀蓄である。ファイロ・ヴァンスという探偵はとにかく古今東西の芸術に通じている設定になっていて、はったりをかましまくる。「中国人に比べて日本人の芸術は浅薄だ」とかも言う。まあ時代が時代だから仕方ないとも思うが、とにかくこの人の表現は人種差別、性差別に溢れていて、ものすごく厭味である。だが——、こんなことを書くと読む気をなくす人がいるかもしれないが——、あえて言おう、そこが魅力なのである。犯罪捜査中に自分の芸術知識をひけらかし、ときどきオペラの台詞などを引用して悦に入る探偵。そんな「嫌な奴」を見ているのが、だんだんと快感になっていくのだ。読んでもらえれば解ると思う。もはや「事件」なんてどうでも良いのだ。

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紙の本

あまりに探偵小説的な

2002/04/23 02:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 探偵的な、あまりに探偵的なファイロ・ヴァンス。それはまさに初めて読んでもその既視感に呆れかえるほどのステレオタイプなのである。
 とはいえオリジナルがコピーに負けてもそれは彼のせいではない。「ワトスン役さえ務められないヴァン・ダインなどただの語り手にしておけば良かっただろうに」という批評もウンベルト・エーコの『開かれた作品』やロラン・バルトの『テクストの快楽』を読んでなければ生まれなかったかもしれないわけだから。
 しかしなぜ、探偵はいつも秘密主義で、気取り屋で、救いようのないほどに自尊心が強いのだろう。小説世界ではヴァンスと検事のマーカムは親友だが、現実にはこういう友情は成り立たないであろう。
 現実世界に名探偵が存在しないのも、彼らが権力者を手なずける術を心得ていないためではないかと思われる。

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2007/09/02 20:22

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2008/07/17 06:02

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2010/10/11 22:34

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2011/06/02 19:40

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2012/05/07 03:40

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2012/12/20 21:01

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2016/06/11 00:29

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2022/11/09 22:50

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