紙の本
歴史の底
2017/05/27 21:27
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
この中ではモンテスパン伯爵夫人のエピソードが興味深い。太陽王の御代にエゴ丸出しで黒ミサを行なった女性がいたいいう事実は怖い。
紙の本
おもしろい
2017/01/12 21:47
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投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒魔術の方法が書いてあるのではないかと思って以前読んだが、よく分からなかったです。しかし今回、理解できないところもあったが読み返してみると色々なエピソードがあっておもしろかったです。
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魔術の中でも特に黒魔術に絞って書かれている。
悪魔と契約するだけが黒魔術ではないらしい。
しかし、読めば読むほど、厳密に黒魔術とどこからどこまでを呼ぶのか分からなくなってくるのである。
しかし、人の行き着くところは……と、思うばかりなのである。
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唐草物語を読んだ後で、しかも内容が内容なので、史実なのか創作なのか、判断がつけづらい。確認作業もふつうは無理だろう。
そこが魅力なのだと思う。
そこに書かれているのは、著者の主観的な真実であって、読者にとっても同じ真実だと思う。
史実かどうかなどと言うのは、野暮なのだろう。いや重要やけどね
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何もかも真っ黒だという初版本で読みたかった。カバラ的宇宙が面白かった。十二宮のサインについての説明は初耳だったので。あとはタロットについての記述。一冊の書物がばらばらにされたもの、というのはどうやら本当のことらしい。全てを理解できたものは、世界の秘密に通ずるというが……?タロットというと魔術的で、一般人とは縁遠いものだと思われがちだが、実はトランプの原型(小アルカナだけだが)となったもの。何も知らずに遊戯に使ってるってある意味恐ろしいわ。
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魔女に憧れた思春期のころ、澁澤竜彦の『黒魔術の手帳』に出会って愛読したものでした。自分が書く世界観の根底にあるどす黒いものはこのあたりで培いました。あくまでも博物学的なエッセイの書き連なりなんですが、こういうのがエスプリなんだと焦がれたものです。やっぱり荒俣さんより渋澤派! なわたしでした。
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テーマは恐ろしいけど、それ以上に好奇心を刺激する一冊。彼の博識と語り方がまた独特で、ともすれば単なるオカルト趣味の披露に成り下がりかねないものを、ここまで面白い読み物として成立させてくれます。、
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大好きな本です。昔の表紙しか持ってないのですが、恐らくこれだと思いました。読み過ぎてページが数枚バラバラになってます。
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手元のはバフォメットの表紙のやつ。思春期に読んでたらもっとビリビリしたんだろうな。
初見の方はこれを入り口に澁澤の小説の方もぜひ。
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[ 内容 ]
魔術、カバラ、占星術、錬金術、悪魔信仰、黒ミサ、自然魔法といったヨーロッパの神秘思想の系譜を日本にはじめて紹介しながら、人間の理性をこえた精神のベクトルを解明。
オカルト・ブームの先駆をなした書。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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一番最初に読んだ澁澤龍彦がこれだった。同じ河出文庫だけど、表紙は違ってた。こっからどっぷりと澁澤にはまっていきました。
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章は、ヤコブスの豚、カバラ的宇宙、薔薇十字の象徴、夜行妖鬼篇、古代カルタの謎、サバト幻景、黒ミサ玄義、自然魔法もろもろ、星位と予言、ホムンクルス誕生、蝋人形の呪い、ジル・ド・レエ侯の肖像(聖女と青髯男爵、水銀伝説の城、地獄譜、幼児殺戮者)。
コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』とエレファス・レヴィの三部作を読むために読んだ。初心者でも十分楽しめる、黒魔術の入門に最適の書。
眼鏡が初めて出現したのが17世紀初頭、望遠鏡が一般に使用されるようになったのが1663年。
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高校時代、古本屋を廻って熱心に集めていた。澁澤の見せる世界観にある種のあこがれを感じていた。今読んだらまた印象も変わるかもしれない。
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黒魔術、白魔術、自然魔法、錬金術、カバラ、占星術、星辰術と。
この手の本は始めて読んだが、何に舌を巻くって、著者の尋常じゃない参考文献を読み漁ってることを想像するに難くない。
黒魔術、そんなものに使われていたものの遺物が、現在にも残存する。
星座占いに使っている、各星座を表す記号(ゾディアック)。
各々の元来の意味が、また凄い。
例えば蟹座を表す"♋"
性交渉の際の体位、ソワッサン・ヌフ(69)を表す、と。詳細は割愛。
さて、簡単に悪魔を召喚できる方法を本文より抜粋。
まず悪魔を呼ぼうとする者は、一度も卵を産んだことのない一羽の黒い牝鶏をもって、二つの道のぶつかる十字路に行かねばならない。この十字路で、深夜、牝鶏を二つに引き裂いて、「エロヒムよ、エサイムよ、わが呼び声をきけ」とラテン語の咒文を唱える。その際、東を向いて膝まずき、糸杉の枝を手にしていなければならない。そうすれば、悪魔はすぐに姿をあらわすー
日常に倦怠感を覚えてる方は、悪魔でも召喚してみては。
思った以上に、歴史の勉強になる一冊でした。
やはり、テンプル騎士団、薔薇十字軍、フリーメーソンはどこにでも出てくるのな。
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仏教の影響下で育ったせいか、描かれている昔のヨーロッパの国々の魔術の行為はかなり気持ち悪い上に違和感を感じた。挿絵の中に変に可愛い物があり、ちょっと笑える。悪魔の階級別容姿の絵とか、下級の悪魔の姿は虫?!