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『知られざる殺人者』
パーティーの夜殺害された女医。嘆き悲しむ女医を尊敬する看護婦。パーティーから帰った少年の体内から検出された致死量のヒ素。パ^ティの主催者レディー・チャントリーの死。
『長い墓』
古墳を研究するラーキン博士の秘書・ウッドオールからの依頼。尾行される二人。殺された動物たちの遺体。ミス・ウッドオールの秘密。
『小さな家』
孫の猫をうばった隣家の娘。しかし隣家の住人は娘などいないと追い返す。家の中に囚われた少女に隠された秘密と麻薬。
『ゾディアックス』
ゾディアックス鉱山株。会社の重役の死により急落する。重役の死は事故か?殺人か?
『小指』
『羊皮紙の穴』
『聖なる泉』
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美食家で気取り屋のレジナルド・フォーチュン。警察に乞われて解決に乗り出す素人探偵だったが途中からスコットランドヤードの顧問のような立場になる。フォーチュンものは短編だけで84編あり、その中から、名作「黄色いなめくじ」を除く7編が選ばれた。偶然見つけた新聞記事と写真から思いもよらぬ事件の謎を解く「聖なる泉」や隣家の庭に入った猫を抱きとめた少女が猫もろとも姿を消してしまう「小さな家」あたりが面白い。
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復刊フェア2021ありがとう。ようやく読めました。
『シャーロック・ホームズのライヴァル達』はどれも好きなタイプの作品が多いのですが、このフォーチュン氏も私好みの探偵で良いですね。
さすが、傑作選として短篇集から優れた作品を選んできただけあって、収録された作品どれも謎と物語が面白いし、探偵の立ち回り方も秀逸。こんなに面白いのに、翻訳されてる作品が少ないのがとても残念な作家ですね。もっといろいろ読んでみたい。