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鳥やチョウとの出会い ヤドリギ エノキ みんなのレビュー
- 南光 重毅 (写真と解説)
- 税込価格:2,200円(20pt)
- 出版社:誠文堂新光社
- 発行年月:1984.3
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紙の本
実を食べに来るトリ、食草にしているチョウについても説明が詳しい。
2016/07/14 11:23
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヤドリギもエノキも、「なにそれ」な人も少なくないかもしれません。でも結構身近にあって特徴のある樹木です。
本書シリーズは花とか実とかが見られる特徴的な時期だけでなく、花から実ができていく途中や芽ばえの様子、生長した姿までをしっかりした写真で紹介してくれます。
ヤドリギは冬に葉が落ちた木の枝先に丸く繁っている時ぐらいしか見つけることが難しい。種子は他の樹の幹に根を下ろして生長するので、地面に眼を凝らしても芽生えてくる所を見ることはなかなかできない不思議な植物です。半透明な実の中に透けて見える種子と、そこから二本の根が出てくる写真がありますが、ほんとに不思議な感じがします。種を運ぶトリ、木にねばりつく工夫なども良くわかります。
エノキは公園などで良く見かける樹。冬に綺麗にそろった枝や、こんもりした樹形をみて「いい形」と思ったことがあるかもしれません。でも赤茶色の実がたくさんできることは知っていたでしょうか。その実を鳥が食べ、遠くにまで持って行ってくれる。発芽した「リボンのような」双葉は特徴的なので、一度知れば春に「あ、エノキ」と地面の上で見つけることができるでしょう。有名なオオムラサキやゴマダラチョウの「一生」の記録写真もたくさん載っています。
少し出版は古いシリーズですが、写真も質が高く、説明も良いと思います。説明には振り仮名つき。でも、花の構造などにはきちんと専門用語も使ってある力の入っている編集です。この巻では二つだけの種類に絞り込み、実を食べて運ぶトリの姿、食草として利用しているチョウの幼虫の生態も良くわかる写真集にまとまっています。
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