サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

あずさのアドベンチャー’80 みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー5件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

さすが中島梓のルポルタージュ

2007/01/04 00:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1980年に『文藝春秋』に連載されたルポルタージュを1冊にまとめたものだ。1980年の日本のいくつかの側面を見せてくれる。例えば、占い師、インベーダー・ゲーム(古い!)に関わる人たち、ダイエットやグルメの関係者といったところだ。
 しかし、本当に80年の日本の様子を見せてくれるのは前半だけのようにも思える。途中から、中島自身の体験記といった感じになっている。自ら結成したバンドのコンサートの顛末であり、自らが芸能ジャーナリズムのネタになってしまったことであり、自分の出身大学学科の話であったり、日米の流行作家へのインタビューであったり。
 そして最後の「体験的スキャンダル・ジャーナリズム論」と「いったい現実を把握しているものはいるだろうか」に至り、ルポルタージュでも体験記でもなくなり、中島のマスコミ論、マスコミを踏まえた個と社会を論じる話となってしまう。「文庫版のためのあとがき」等を読むと、この2編は『文藝春秋』には掲載されておらず、単行本になる時に加筆されたものなので、余計異なった印象を持つのかもしれない。
 しかし、この本の一番面白いのはこの加筆された2編である。私たちが手に入れたマスコミュニケーションを通して成り立っている生活と、それに代表されている現代文明とでも言うべきものと私たち個人とのかかわりなどについて、中島は非常な危機感を持って論じている。すでに21世紀を迎えてしまった私たちが読んでも尚、ここで中島が論じている危機感は続いているように思えるのだが、いかがだろうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2011/04/07 04:14

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/08/17 01:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/10/13 20:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/12/09 11:22

投稿元:ブクログ

レビューを見る

5 件中 1 件~ 5 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。