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紙の本
「自我を捨て」と呼びかけるイエス様はカルト教団の教祖様みたい
2022/09/03 23:46
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山上の垂訓で「心の貧しい」という翻訳をしたくないから、といって「ほんとうに幸せな人、それは自我を捨てた人である。天国は彼らのためにあるのだ」って何?これではイエス様はメシアと言うより信者は「自我を捨て」て彼に全てを捧げるように求めているみたいにしか読めない。この新約聖書は新教出版社は昭和19年にプロテスタント系の出版社を合一して出発してから40周年の記念出版なのだが、新教出版社は「真のお父様」のような教祖様みたいなイエス様の翻訳で満足したのか。田川建三は共同訳新約聖書の「ただ神により頼む人々は、幸いだ」にキレたそうだが、下には下があるものだ。ひょっとしたらどこかの教団で、この訳語を使っているところがありそうだ。
訳者あとがきには丸谷才一の口語訳聖書批判に対して「日本語として読める聖書、通読に耐える聖書」を念頭に置きつつ、ナイダ式の翻訳理論を取り入れたそうだが、本文には引照個所の割り注がある以外は、どこを敷衍したのかを明記していないし、注釈など一切ない。ただし似たような翻訳理論による共同訳新約聖書のようなカトリックもプロテスタントも使わない「中を取った」原音主義に走るあまり、想定としているはずの「ノンクリ」の読者を置き去りとしたような独善的な翻訳にはなっていないし、所謂「現代訳聖書」のような翻訳者の持つ福音派神学が前面に出て「聖書を読むだけで読者が理解出来る」という発想での強引な翻訳でもないだけ、ましだとは言える。
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