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紙の本
海外旅行のポケットに
2002/05/25 01:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゃりン子@チエ - この投稿者のレビュー一覧を見る
友人に「椎名誠のエッセイではこれが一番だと思うね」と言ったら、彼は「うん、俺海外旅行に持ってって、日本食恋しくなったときに読んだ」と言う返事が返ってきた。
そ、そうかそういう使い方があったか。なんかくやしい。気付かなかったぞ。しかし、彼の使い方はきっとこのほんのスバラシサを再確認させてくれるはずだ。この本ほど全編食欲を誘う本を私はまだ知らない。
ここに出てくる食事はその全てがありふれたものだ。カツ丼とかおにぎりとかラーメンとか、いつも食べているもの。しかし、だからこそこの本は圧倒的な共感を誘う。おいしさが分かり易い。おいしく食べてる作者がうらやましい。まず椎名さんの情熱もばかばかしいほど並じゃなくてかっこいい。東海林さだおさんとの、究極のラーメンを作る話なんか、無意味に真剣だ。その無意味さがうらやましい。
夕飯の残りの活用法とか、ただしいのり弁の思い出話とか、中国のお粥の話とか、作者の愛情がうれしい。
でも、私が個人的に一番笑ったのは、ある日雑誌記者の人から電話がかかってきて、グルメなことなんか全然知らないのに相手の女性がとてもしっとりしたいい声だったので、電話を切りたくないな、と思ってしまったら…、と言う話だ。なんだかとってもアホっぽい椎名誠がおかしい。沢野ひとしの絵も一番脂がのっている(つまり一番おかしいときということだが)。彼の描く、あのじっとーとした目のお兄さん。お兄さんが一番元気な、つまり変な時期の絵はここに集結している。椎名・沢野の楽しい共作としても、これはスバラシイ本なのだ。
紙の本
食えばわかる!
2001/09/10 17:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:una - この投稿者のレビュー一覧を見る
食は時に何よりも多くを語る、と思うよ。だってそうでしょう、ある人が自分に食事を出してくれたら、その内容でその人に愛されてるか愛されてないか、ある程度わかっちゃうじゃないですか。
で、著者が実際に食って語ってるのはそれほどゴリッパ・オタカクもないけれど、やさしさとヨロコビに満ちてる、うまそうなたべものなのですね。
だから、食ってわかったのは、やっぱり「愛」だったと思うんですよね。僕は。うん。
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