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ホワイトストーンズ荘の主人ファーランド夫人は自分の財産を目当てに何者かに命をねらわれているとおびえる。姪のミリー、甥のジョン、ジョンの婚約者のペネロープ、ペネロープの父親のチードル医師。ロンドンから読んだ看護婦ポンティングが駅に着いた途端に毒殺された。ビリンガム警部の捜査。毒殺されたファーランド夫人。ミリーの恋人の証言。ポンティングの姪の登場。
船橋図書館
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セイヤーズ、クロフツら6名の作家による連作推理長編。読者の目に晒されないことを前提として書かれた作者ノート(執筆時の構想)が収録されているのが特徴的で、前章の作家から引き継いだ作家の困惑や、次章の作家への憐憫の情などまで記されていて面白い。作品の完成度は、一人で書き上げる方が断然上であるのはいうまでもないが、試みとしては面白いと思う。1939発表。
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これは面白い。セイヤーズ目当てで買いましたが、リレー小説を書いている途中、各作家達が次のリレー担当作家の為に作成した『作者ノート』が収録されていて、これが秀逸。
各作家のミステリ書くにあたっての持論、創作蘊蓄、バトンを渡された時の困惑みたいなのがふんだんに記入されてて、二度美味しい。
本編→作者ノート→次の本編→作者ノート…と編集されていて、各作者が犯人を誰と想定しながら書いてるかバレるんですが、次の担当者がその論を覆したりするので着地点が見えず、小説部分も楽しめましたし。
ミステリとしてのデキは、まぁ普通ですが、この作者ノートでかなり楽しませて貰ったので星4つ-。
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6人の作家による連作。ストーリーそのものよりも、作者が分かる章ごとに配置されたその作家ノートなるものが面白い。クロフツの設定の細かさやセイヤーズの厳しさや振りにらしさが出ている。