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毎年同じ日に同じようにして殺人を犯すカレンダー殺人狂のお話。
このラストシーンを越すミステリに出会ったことがありません。
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480円
ISBN4102219013 1985年8月25日初版
【ストーリー】
誕生パーティーをより素晴らしいものにする趣向で、夫マーティの過去の友人恩人からコメントをもらおうとこっそり連絡をとろうと考えたのは妻サマンサの無邪気な愛情ゆえであった。ところが次々に明るみに出る夫の経歴の断絶に妻は戸惑うしかない。折しも世間ではカレンダー殺人狂が今年も新たな犠牲者を狙っているはずだと警察の懸命な捜査が展開していた。サマンサの結婚した相手は一体誰なのか。彼は本当に見たままのマーティなのか。それとも最悪の性格破綻者なのだろうか──・・・・。刻一刻とパーティの夜が近付く。
【感想】
私が10になる前に、生まれて初めて自覚して読んだ趣味の海外小説がこの作品です。ほぼ20年ぶりに読み返しました。この作品で幼少時代の私はすっかりこってり結婚恐怖症の種を植え付けられたのでした(笑)最初は文章に余り洗練された印象を抱きませんでしたが、中盤からやっぱりすごくストーリーに引き込まれます。こわいよ!ラストはおいおい・・・という感じですが、子どもの頃はこのどんでん返しも興奮ものでした。最初からなかなかスリリングな本が読めて本の世界に入っていけたのは幸いでした。でも本当当時は怖かったです・・・・。
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これはもうとんでもなく面白かった。今まで読んだ海外物ベスト5には入るかも(って、言うほど読んでないけど)。
まず、登場人物が少なく、物語の舞台も限られている。とにかく全体的にシンプル。かなり海外物にも慣れたけれど、登場人物があまりに多いと混乱するのは相変わらず(笑)。なのでまず、「読みやすい」ことにかけてはかなりの高ポイント。
もちろん、ストーリーの方もシンプル。本筋は、「夫が殺人者かもしれない」と怯える妻を描くサスペンス。だけどそこにはミステリ的要素もちゃんと入っているし、読者をはらはらさせたりほっとさせたり、というツボをものすごーく心得ていると思う。
あと、ラストが上手すぎ。……これ以上はもう書けないけど、すごい大当たりだったことは間違いなし。一読の価値あり。
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12月5日に向けて、
どう収束するんだろう、どうなっちゃうの?
ドキドキしながら読みました。
しかしそのドキドキに見合うような結末ではありませんでした。
テレビドラマの最終回の様な感じ…
人間関係が途中で分ったので、エピローグもSURPRISEなし
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夫マーティンの誕生パーティに古い友人たちを秘密に招待しようと計画するサマンサ。しかし夫の出身したという小学校、大学に在籍記録は無く、軍にも経歴なし。マーティンの購入してくるおもちゃの機関車やTV。警察では毎年同じ日に起きる起きる鳶色の髪の女性の殺人事件の捜査に・・・。
船橋図書館
2010年6月13日読了
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最後の最後まで楽しんで読むことが出来た。
海外の作品は文化の違いから読みにくく感じる部分があるが、この作品はそれも苦にせず、ドンドン読み進めることが出来た。
結末は意外!!
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ストーリー的には早くも犯人が分かり、
この本の厚みはほとんど殺す側と殺される側の心理戦となる。
ラストのほうはぞわぞわする。
そして最後の一行で恐怖に落とされる。
さいごまで一気に読破できるおもしろさでした。
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いかにも翻訳って感じの文章だったけど読みやすかった。
絶対登場人物の中に弟いると思ったよ!
書かれた時代を考えたら「驚愕のラスト!」って感じだったんだろうけど、今読むと「ああやっぱり」と思ってしまう。
どんでん返し物に慣れてしまうとちょっとやそっとじゃ驚けない・・・。
それでも面白かった。
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訳者が上手く、狙われて居る主人公(=サマンサ)に感情移入しやすい。
時計を巻き戻すシーンが怖かったなぁ…。
ラストのシンプルな一文に、衝撃を受ける事は間違いない。
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最愛の夫は殺人鬼なのでは・・・と疑心暗鬼渦巻く妻の
恐怖を描いたサスペンスミステリー。
クライマックスはハラハラドキドキで読む手がとまりませんでしたが
途中でオチの予想がついたので、ラストの「あぁ・・ヤッパリ・・」って感じに
なってしまったのは残念。
解説最後に映画化云々とありましたが、どうなったんでしょうかね??
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これはおススメ。たいていの人はひっかかると思います〜。
過去のない夫は連続殺人鬼なの?ってとこから始まり、
サスペンスお約束の二転三転あって。
クライマックスが誕生日パーテイー。
今日もあと残り何時間・・・何分・・・と思ったら・・・!
xxxとは!いや、確かに伏線あったわ・・・
いやあ、やられた。
ところがところが。さらにさらに、エピローグ。
うそーっ!うそーっ!うそーっ!
って、ことは・・・・・・筒抜け?!(ここがスゴイ)
ネタ伏せたら全然わかんないと思いますが ^^;
雰囲気、伝わりました?
いやあ、すっかり堪能させていただきましたっ ^^/
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そうか、そうきたか!と。
昔ながらのサスペンスって感じで楽しめた。
たまたま東山彰良の本読んだ後だったから
台湾生まれの巡査部長に好意。
アメリカドラマの東洋系捜査官って
なんであんな頭良さそうに見えるのかと。
鳶色って正直よくわかんないよね。
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辛口ですが、個人的な感想です。
話はよくまとまっていて面白いが、肝心の恐怖は全くといってよいほど感じなかった。
リアリティという面から考えると、兄弟が同じ精神病にかかり、同じ行動を取るというのはあり得ない。そもそもラスト一行の前に語る内容が多すぎて…陳腐な一行になっているとしか…
すみません m(_ _)m リアルな感想です
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積読の書棚からの一冊。兎に角良かった。特にハッピーエンドを匂わせたエピローグ3ページにまさかの急展開が待ち受けて、二度ゾッとさせられた。400ページにわたる事件迄の当事者の日常、特にサマンサの心理描写が圧巻で、女性なら共感できると思った。
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結婚した夫に過去がないことを知ってしまった妻は独自に彼の素顔を洗い出してゆく。私の夫は誰なのか……。面白かった! ラストの展開は『殺人者は眠らない』に通じるものがある。