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元イギリス下院議員のアーチャーならではの作品。しかし、彼の作品は他にも「ケインとアベル」、「百万ドルをとり返せ!」、「ロスノフスキ家の娘」等を読んでいるけど、サクセスストーリーがお得意です。彼の短編集も読みましたが、オチが見えてしまうのがちょっと…。現役の作家さんなので、新しい作品が楽しみです。
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チャールズは伯爵家の次男として誕生。期待されない息子だが着実に成長した。サイモンは弁護士の息子として誕生。自身も弁護士をしながら議員としての活動も行っている。一番冷静沈着なタイプだろうか。一番逆転を狙いそうな恐いのがレイモンド。肉屋の息子として誕生。同じく1964年だが、前2人は保守党、レイモンドは労働党に入った。
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小説として一級品なのはもちろんのこと、
イギリスの政治の仕組みや近代史もよくわかって一石二鳥だった。
1982年のフォークランド紛争や1985年のブロードソード事件(架空?)のところでは、
本当の意味での主権国家はやっぱこうでなくっちゃと拍手喝采!
もし、自分の生まれ育った国がこうあってくれたらどんなに心強いことか。
それにひきかえ、日本は、、、政権交代でますます、、、
おや?誰かやって来たようだ。
『百万ドルを取り返せ』や本作などアーチャーの作品を読む度に思うのは、
作品中で人を殺さなくても充分に面白いものが書けるということ。
日本の小説を読むと、
果たしてこの殺人は作品に必要だったの?
なんてハテナマークが頭にいっぱいにさせられることがたまにあります。
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イギリスの首相を目指す3人の議員の軌跡。
イギリスの政治の部分はよくわからんが、うまく人間関係に収斂させてドキドキワクワクさせてくれる。
政治の内情が決して賄賂やコネで動いているわけではない部分が逆に生々しかった。(作家は議員体験者だとか)
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面白い!
イギリスの選挙事情、国会の仕組みがわかる。
保守党から金持ち系一人、庶民系一人、労働党から一人と三人の議員がダウニング街10番地を目指す。
サイモンはジェフリーアーチャー自身がモデルとの説もある。
ラストで首相に選ばれる人物が2パターンあるとあとがきにある。
どちらかが選ばれる強い理由がない、つまりどっちが首相に選ばれても完結できる話だと思うと少し残念な気持ちにもなる話。
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政治の小説を読みたくなったので久しぶりにジェフリー・アーチャーを読む。
名前はよく聞くので期待したがガッカリ。
政策議論はほとんどなく、下半身の話がほとんど。
政治家になる理由が自己顕示欲しか出ていない。
人物像も酷すぎる。特に貴族出身のチャールズは小学生のような嫌がらせに二度も妻に裏切られるが、何故そんな人物が有力首相候補なのか?
この前妻も貴族出身の政治家の妻とは思えない浅はかさ。
何より首相になるためには推してくれる仲間がいるはずだが誰も出てこないし、あまり付き合いたくない人ばかり。
実在人物や英国議会の細かい描写がなければ学校の生徒会長レベルの話だと思う。