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紙の本
泉鏡花という人。
2002/06/21 09:43
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
泉鏡花の本は3〜4冊読んだことがあって、もっと読もうと思っている作家のうちの一人だ。それでも泉鏡花自身のことは、尾崎紅葉門下で、芸妓と結婚したということくらいしか知らなかった。それが本書を読んで、泉鏡花の文壇での位置や(当時としては珍しいタイプの作家だったろう)、極度の潔癖症だったということが分かった。鏑木清方などの美しい挿絵も掲載されていて、泉鏡花の優艶・幽遠の世界を知ることが出来た。
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