投稿元:
レビューを見る
いわゆる聞き書きの本。前半の鮨の技術的なことに関する部分は(私に興味がないので)かなり苦しかったが、昭和5年生まれの著者の修業時代や、職人で終わらず経営者となる意味などは大変勉強になった。
投稿元:
レビューを見る
現在も神田に店を構える鮨屋鶴八の親方が、修行時代の思い出をまじえながら鮨に対する想いを綴る。
最近は歳のせいか、昔見たドラマをふと懐かしく思い出すことが多い。そんな中の一つが、小林薫が主演した「イキのいい奴」。1978年放映というから、見たのは中学生ころだろうか、現在は DVD などにもなっておらず、ほとんど見られない状態。調べてみると、この「神田鶴八鮨ばなし」が原作だったというので読んでみた。
語り書き風の文章に、鮨職人としてではなく人間として「一人前」となった著者の謙虚な人間性が滲み出る。
投稿元:
レビューを見る
1986年刊行。◆東京神田で、どちらかと言えば、庶民的価格で江戸前寿司を提供してきた著者の自叙伝。仕事論、寿司・ネタ論が興味深いが、板前修業の点はテレビ原作として生かされたのだろうか。