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色々な意味で、この下巻から異説風味が色濃くなってきました…。どう捉えるかはそれぞれかなぁ。テーマ性はかなり好みでしたので、後は種々の思い入れを割り切って見られるか…どうか。07年6/27読了。
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どろどろと憎み合う行長と清正/秀吉に従順じゃない三成…小西と清正って、ここまで真逆でもないよなとも思います。でも終盤のしんみりさはいいなあ。
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かなり間空けちゃったけど、読了。結末がどうなるかは史実で知ってるだけに、話に引き込まれました。小西夫妻いいなぁ。清正もらしくてよかった。真っ直ぐ過ぎててキライにはならなんだ。
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どうしても小西寄りの見方をしてしまいます。
清正の忠義心は見事だとは思うんですけど、思うんですけど…!!
朝鮮出兵は太閤の為にもならないとも強く思うわけですよ!!
小西と清正がお互いに対してこの野郎!!と思うのも仕方がないですよね。
生き様が違いますし、それが丁度お互い相容れないものだったので…という。
折り合いをつけるとかそういうのもない。妥協しない。出来ない。
小西が切なくてどうしようもありませんでした。
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小説としてのフィクションも混ぜながら過酷な人生後半戦。黒い三成も過酷な後半戦へ。救いは嫁の理解と支え、そして宿敵小西を失った後の清正の喪失感でした。宇土櫓を自分の城に移築した清正が嫌いになれません。
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長年の宿敵を倒したはずなのに…な、ラストの清正に全てが集約されている気がする
上巻よりも読んでてしんどい
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最後は悟りの域に達してたよ、この人…。そして憎たらしい、氏ねばいいのにと思っていた小西が死んだ後の加藤が切ない…。
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ネタみたいな言い方をすれば
小西家のパーフェクト暗殺教室。
朝鮮の小西はまさに面従腹背。
二枚舌外交するし情報流して清正討たせようとするし(いくら嫌いでも一応同じ軍だし…)
三成との密談が衝撃…!
「弥九郎の家は唐・朝鮮から薬を仕入れていたか…」
何を今更…あっ!!!!
そして凄いのがいと(小西の奥さん)が進んで暗殺の工作を引き受けること。
ある意味戦国最強のヨメ。
関ヶ原の頃の清正は城兵には情けをかける男前。
でもいとは清正を許さない
その死を1日でも早めてやると密かに誓う。
関ヶ原から6年後、清正は急死。奇しくも行長と同じ齢だった。
毒を盛られたと噂されたが、その下手人が誰なのかは判らなかった…。
・・・とんでもなく宿敵もえ本でした(笑
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大陸侵攻の戦は、すべてが徒労であった。怨みと不満は日本中に満ち、朝鮮は焦土と化して、飢えと寒さが民と兵を襲った。「何としてもこんな戦は止めさせなければならん。清正に先を越されてはならぬ」小西行長は才の限りをつくして、加藤清正を翻弄した。戦は終った、ついに太閤が死んだ。しかし1人の野望家が消えれば、新しい野心家があらわれ、また血みどろの戦いがくり展げられる。小西行長と加藤清正の宿命の対決はまだ終っていない。
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歴史の一部の流れ。視点が変わるとまた別のおもしろさがあります。それぞれの人にそれぞれの思いがあり、それが重なって出来上がっていく歴史。今自分のしていることなんて、とってもちっぽけに感じられます。そう、歴史の流れでみたら「今」なんてほんの一瞬にしか過ぎないんですよね。
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小西行長死んだ後の加藤清正がすごく切ない…
加藤清正の死因が斬新(?)でおもしろいと思います。
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小西行景がどういう風に戦ったのかまで書かれてあって、行景ファンにとっては、嬉しかった。行長の死を知った後の清正の心の中の描写が切なくて、ジーンとなりました。
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行長の悟りに何となくじんときます。清正と行長はもっとうまくやれなかったのかなと悲しくなりました。行長夫人の夫への愛の深さはすげえと思いました。
あと、三成が悪い人に書かれてて面白かったです。
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面従腹背、奥さんと二人三脚で色々無理して頑張った小西が帰国後とうとう燃え尽きてしまった下巻。
関ヶ原後、宇土攻めでの清正が格好良い。明け渡された城で物思う清正はすごく良かった。
しかしラスト数行で読み手はどん底に突き落とされるという。面白かったがこの結末は後味が悪いにもほどが……!
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徐々に生ということを悟っていく行長に苦しくなる。読んでいるとこっちまで切羽詰まってくるような圧迫感というか切迫感というか…とにかく苦しい。関ヶ原での西軍の敗報を知った行景と清正、双方の心情も細かく表現されていて、更に苦しい。それでも大好きな一冊です。行長はよく頑張ったと思う。