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紙の本
強すぎるヒーロー
2001/06/24 18:48
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投稿者:花梨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人から「シブミ」の心を学んだ暗殺者のお話です。人殺しに、どうしてワビサビが必要になるのか、最後まで読んでもわからないのですが、そのあたりは作者も別に気にしていないご様子。ようは、アメリカに代表される高度資本主義的な価値観へのアンチとして、日本文化を持ち出しているわけですね。お話は第二次世界大戦をはさんだ現代史を横断し、アンディ・ウォーホールやクリント・イーストウッドへの悪口などもはさみつつ、巨大企業「マザー・カンパニー」に戦いを挑む主人公を荒唐無稽に描いています。
紙の本
CIAと引退したプロフェッショナルの闘い
2000/11/20 00:27
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投稿者:格 - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭、洞窟探検の話がえんえんと続く。引退した暗殺のプロフェッショナルの趣味なのだ。相棒のバスク人ル・カゴが面白い。そして、この洞窟探検が後の話、シチョウ<連続攻撃>の伏線となる。
クィネルの『燃える男』を思わせる。愛するとまでは行かないが、恩人の娘。娘のためにも何もしない方がいいと考えたのだが。守ると決めた人が…そして、元プロフェッショナルは、一気にかたをつける。そして、趣味の洞窟探検に戻り、どんでん返しが待っている。このあたり息をもつかせず、面白い。ただ、セキ、ウッテガエ、シチョウの題名がそれぞれの章(本では部)に、付いているのだが、いま一つ、ずれているような感じ。しかし、最後はシブク決める。
『ホワイトアウト』というのは、雪によるものばかりではない。霧によってもなるのだとは知らなかった。バスク地方の名物でもあるようだ。
哲学的思考やル・カゴの会話が面白い。たとえば、『イギリス人がへまばかりやり、イタリア人が無能で、アメリカ人がノイローゼで、ドイツ人は理想主義的な凶暴さを秘め、アラブ人は悪徳の徒であり、…』
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