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イッヒヒヒ♪ムツゴロウさんと奥さんの話を読むと、「この動物は一生涯つがいになった相手をかえずに一緒にくらします」って辞書に書かれたトリをイメージします。
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動物王国のムツゴロウさんのイメージが強いが作家でスタートした事が忘れがち。ガッコウの美術部の先輩にこの本を薦められた。こんな情熱的な恋愛をしたいものだと思ったものだ。
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ラジオで吉田豪が話していたのを聞いて、ムツゴロウさんに興味を持つ
私の知っているムツゴロウさんは動物好きのちょっと替わったおじいちゃん。犬を舐め、牛の肛門に手を入れ、その奇行に可哀想ななイメージも持ったこともある。
しかし、どうぶつ王国も赤字だと聞き初めて頃からTVからも姿を消していった。最近はまったく見ない。
久しぶりに本を通してムツゴロウさんにあった。しかし、本のなかではムツゴロさんではなく畑正憲だった。
激情な畑さんに越を抜かした。
「恋愛は性とは切り離せない」これがあのムツゴロウさんのいうことなのか。
なによりも文章がうまい。テンポもよく軽く読める(中身は重量があるが)。
天才型激情型がムツゴロウ
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ムツゴロウさんの生命に対する好奇心・探究心、そして文才に感服いたします。
この本を読むことでムツゴロウさんの印象が変な動物大好きおじさんから、生命、性の仕組みを愛したサイエンティストであり、情熱的なロマンチストに変わる。
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このシリーズの一冊目ということで、とにかく、ムツゴロウさんのメディアから受けるイメージとのかい離が、いい意味ですざまじく、感嘆に次ぐ感嘆。
また、戦中に医者(しかも無医村の医者:マニアック!)を目指したお父さんのど根性、戦後で過ごした中高時代のレベルの高さに唖然。戦後すぐの中学生活の描写は、その時代をうかがい知るにもとても参考になった。
岡本太郎氏もそうだけど、このキャラでなんでこんなに文章うまいんだっ、インチキ!とつっこみをいれたくなってしまう。でもなんとムツゴロウさん作家志望だったのですね~。
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ムツゴロウさんは、いつから、いわゆるムツゴロウさんになったのだろう。やけに古い本なのだが、知人がオススメと言って持って来たから、それではと読み始めたら、確かに面白い。
青春と性。誰もが通過する性の芽生えなのだが、戦後間もない価値観が垣間見える所と、なんせ主役がムツゴロウさんという所が何とも言えない雰囲気である。ムツゴロウさんじゃなければ、淡く擽ったい青春の幸せな時間なのだが。
自分にも昔、幸せな時間があったな、と思う。
生きることは不安を抱えながらだから、その不安が解消された後になれば、やはり過去は常に良い思い出なんだろうな、とつくづく感じる。
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ムツゴロウさんがこんなに文才溢れる方だったとは。
そしてその頭の良さや興味関心の幅広さは圧巻。
子供の頃にセールスの才能を発揮していたり、大学レベルの数学的レベルを習得する過程が、めちゃくちゃだったり、とてもユーモアに溢れているし、運動部のまだるっこい礼儀作法にもハッキリと嫌悪感を示していて、ハッキリとした人柄が好ましい。
野性味溢れるイメージもあるけれど、深い文学的教養と、妖艶な比喩表現から、本物の教養人だと確信できる。
進言も様々なあるけれど、ちょっとスーパーマン過ぎて真似出来ない。
本人も面白い人なのだが、取り巻く人々も負けてはいないほど個性的。
戦中戦後の子供たちの暮らしぶりも見えてきてとても興味深い。
今の学生に比べて自由で無茶で生き生きとしているように感じる。根気も熱意も段違いなイメージ。
昔はよかったというセリフは嫌いだけど、文明が進みすぎて、個々人の生活が豊かになったぶん、想定外の体験が出来なくなっていると思う。
この本には、私にとって未知のものが溢れているように感じられて、とても新鮮だった。豊かな学生時代の経験や感情が、情熱的で、快活、そして彩豊かな文章で綴られていて、読みふけってしまう。
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僕の子供の頃は心待ちにしていた「ムツゴロウ王国」季節ごとに色々な動物が仲間入りして、まるで桃源郷のようなテレビ番組に毎度心をときめかせていました。永遠に続くんだろうと漠然と思っていたので、番組が終わるときはとにかく悲しかったです。
どんな感じの本だったか覚えていないですけど。
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実に読みやすく、瑞々しい青春。日本にもこんな時代があったのか。なんと真っ直ぐであろうか。
彼は感覚を研ぎ澄まし、まっすぐに直感を信じている。色んなことに才能がある人だ。
文才はもちろん、スポーツ能力、頭脳などあらゆるものに才がある。天才だと思う。
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子供のころに母親にすすめられて読んだ。それ以来ムツゴロウさんは自分のヒーローで憧れの存在だった。勉強もでき、運動もでき、教養もあり、自由で、破天荒で、遊び心がある。あんな人になりたいと思った。
しかし、能力差がありすぎて、敗北感も強く感じていたのだなと今思う。
結果として破天荒というところだけ真似しようとして、かなり道を誤った気がする(笑)母親の教育としては大失敗だったのではないか(笑)
また、性の暗部にも触れていて、それは子供の自分にとってとても大きな衝撃だったのだと、あらためて気づいた。
自分のヒーローだった人がなくなるのはやはり寂しい。
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ムツゴロウさんが赤裸々に思春期を語る。将来妻となる同級生の純子さんとの馴れ初め……「初めてのラブレター」で相思相愛だったことが早くも判明。しかし、第二次大戦前の偏った男女のあり方に、終戦後も翻弄され、それを跳ね除けるバイタリティに感心させられた。恩師にも恵まれたが、あんな時代にも彼らの清い恋を理解してくれる大人がいたことが素晴らしい。まさに青春だな~。実は『解析概論』は、本書に影響を受けて私も買った。そこには畑さんの推薦帯があったのを憶えている。