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いとうせいこうが当時の社会現象となったTVゲームと子どもの噂の怖さを題材にした小説。見えないものへの畏敬と恐怖が混在している。噂というものがひとり歩きした時に起こりえる事象を読みながら感じゾっとする。
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いとうせいこう、デビュー作。90年代の社会問題は、現在の子供たちにのしかかっている気がしてならないが、、、
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出た頃に読んだ小学生たちに対する違和感は、20年の歳月を経て薄ら寒さに変わっていた。
見事な歳の取りっぷりじゃないか、俺。
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解けなければ死ぬという、呪われたゲームソフトの噂。噂はやがて、現実とリンクし始める。
必死で呪いを解こうとする子供たちと、わけが分からず右往左往する大人たち。“新しいリアルと戦う史上最年少の人たち”のお話。
再読。出た直後に読んだ時の驚きこそないが、今も不思議な高揚感を覚える。
例えば、「昔々あるところに…」というお決まりの語り口が、この世に存在しないとして。ああいうものを創作できたら凄いことだと思うのだが、この作者なら創るかもしれない…そんなことを思った。
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小さい頃の自分もゲームの噂に翻弄されてたなぁと思い出した。大体はポケモン関係だったな。さすがにこの本のようなことはなかったけれど。そういえばチェーンメールとかもハヤったな。今でもあるのか?
小中学生の自分が読んだら衝撃を受けたかもしれないけれど、22歳の2010年の今読んでも特に感じるものがない。文章も読みにくく感じた。
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子供たちのネットワーク上に流れ出した、
クリアしないと呪われてしまうゲームの噂。
この作品が発表された当時は、
ゲームにのめり込む子供と、そんな有り様を批判する大人の間に、
越えられない溝があるかのようだったが、
現代はその辺がボーダーレス化している気がする。
……というか、大人であるはずの年頃の人間が
大人らしくなくなってしまった、といったところか。
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再読日 11111111 20000718
この作品の衝撃は私をとらえて放さない。すべてが素晴らしいまでに啓示に満ち溢れた作品である。この作品以降、子供を語ろうとするものは、これを避けては通れないだろう。