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新書サイズで読みやすいですがやっぱり少し物足りない感じ……
あと発行が結構昔なのでちょっとあれですね。
でも悪いわけではないのです。
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二つの国民・三つの階級
一島国がいかにして七つの海の支配者になったかあたりのくだりは興味深い。
ちょっと日本も似てる。島国だからかしら。
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かつて世界に君臨した大英帝国。
現在はその座をアメリカなどに譲っているが,
その歩みと経過は,
経済的に世界に君臨した日本が,
今後の立ち居振る舞いをいかにするべきなのか,
少しでも参考になればと思い手にした。
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趣味のせい、というのもあるのだろうけど、イギリスの産業革命頃の社会史ってすごく惹かれます。
産業の転換、所得の分配、都市化、文化の変容。
今ココの自分に繋がるものがあるような気がする。
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なかなか実物を書店で見ることができなかったが、とうとう名古屋の丸善で見つけて、即購入した。
大衆に焦点をあてた、イギリス社会史である。
19世紀後半のイギリスは、伝統的な自由放任主義を続けて、世界制覇の夢をもう一度追い求めるべきか、あるいは、社会的弱者を救済する福祉国家への道を歩むべきか、という問いに直面していた。
奴隷制度の廃止、女性の地位向上から、レジャーの大衆化まで話題は多岐に及ぶ。
中公新書 イギリス帝国の歴史と合わせて読んでみようと思っている。
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長島伸一著。
現代社会にあふれるモノ・コトが19世紀の大英帝国から発祥したとは、影響力のスゴサにオドロキです。
2つのサイドストーリーを用いての解説も、面白い筋立てだと思いました。
古い本ですが、現代社会の起源について幅広く知るにはオススメです。
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1989年刊。著者は長野大学助教授。英国の19世紀はナイチンゲールの同時代史でもある。産業革命後を受け、また、福祉社会の前史として、さらには、戦乱に彩られた狭間の平和(冷戦期かも)など、19世紀英国史を素描。科学技術の発展と収入増(鉄道、ガス灯等)、大衆社会の勃興期(新聞普及やコンサートホール拡充)、福祉主義の萌芽(医療・失業保険、少年労働の禁止傾向+全体的な労働時間規制、下水道普及と衛生改善、貧困層3割の現実)、平和の世紀の内実(中印への植民地主義亢進と欧州内平和)が、功罪を問わず丁寧に。
世界史、というよりも他国史は、時代前後の相関関係、事件・事象の相関関係を掴むのが難しい。その理由は単に相関関係に思いを致すだけの情報を持っていないからなのだが、その中で、本書は、事象の関係性をかなり丁寧に解説。その意味で大変判りやすかった。ただ、フランス革命あるいはナポレオン帝政の英国への影響については、余り書かれていない。
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(「BOOK」データベースより)
七つの海の支配者、世界の工場―大英帝国は「高度文明社会」の幕明けを告げた。観光旅行、ヴァラエティ・ショー、センセーショナルなマスコミ。消費ブームに沸く大衆社会化現象の一方で、宏大な植民地と、「二つの国民三つの階級」を内包した帝国の矛盾が、露呈し始める。