紙の本
ちょっとした時間に
2019/10/10 00:26
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投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒後家蜘蛛の更新が止まった時に書かれていた話と聞いて、興味を持っていました。
本当に短い、すぐに読める話がたくさん詰まっています。
なので、ちょっとした時間に読んだり、寝る前に1話ずつ読むのがオススメです。
と言いつつ、1話でやめるのがもったいなくなってしまうかもしれません。私は、読むのが止まらず、一気読みしてしまいました。
やはり、アメリカ特有で、日本人には解けないであろう謎もありましたが、それでも楽しめるのがアイザック・アシモフの凄さだと思います。
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「黒後家蜘蛛の会」のヘンリーも好きだけど、周りの皆が話すのがだらだら長ったらしいのでこっちの方が好き。ミステリ短編集。
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ユニオン・クラブに集まる面々に、グリズウォルドががたる謎解き。文字数が制限されていた連載だったそうで、ショートショートがたくさん収録されています。グリズウォルドの語る事件の概要と、解答編にはやや空白があって、読者に対しても問いかけるような構成です。ごく「当たり前」のことが鍵になったりするので、解答編を読むとなあんだと思いつつ、それに気がつくグリズウォルドの(というかアシモフの)知識や視点の展開には感心します。
ちょっと短くて、あっさりした印象です。アシモフの同じタイプの作品、『黒後家蜘蛛の会』シリーズのほうが好きですね。
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ユニオン・クラブの談話室で常連三人が世間話をしているといつのまにか傍らで居眠りしている風のグリズウォルドが話に加わって、彼の経験談が始まる……。
昔話をするおじいさんと思ったら大間違いで、その内容は謎に満ちているし、話し終わっても常人には結論が読めない。
1話づつ最後には「実は……」な種明かしもちゃんと載っているので、「これは解った!」という人も「謎が気になるー」という人も楽しめると思う。
アシモフはSF!と思っていた方々、謎解きの大好きな方々にぜひお勧めしたい。
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アシモフでこういうスタイルはやはり黒蜘蛛シリーズを思い出す。
謎解きはロジカルと言えばロジカルなんだろうけど、
今ひとつ腑に落ちないのは
文化の違いなのかなあ?
という感じで謎解きに「なるほど!」という感じがあまりなかったので
うーん、★3かな...。
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今月の猫ミス課題図書。『黒後家蜘蛛の会』と並ぶ、アシモフの短編ミステリー集。まあ、例によって例のごとくトリックはどれもこれも、いかにも手すさびといった前時代感をまぬがれないのだが、黒後家同様、「ユニオン・クラブ」に集まる男達やその雰囲気を楽しむ本。ちょっとしたアイデア一つから始めて、こういう物語世界を作り上げてしまうところにアシモフのストーリー・テラーとしての凄さがある。
個人的には、露骨に鼻もちならない Griswold よりも、わざとらしい謙虚さが鼻につく Henry の方が好きかな。
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ブラウン神父に続く、小編小説。
読みやすく、古典的なミステリの入門的な印象。
没個性的なユニオン・クラブメンバーの談話は、メインであるミステリーより面白い。グリズヴォルドの慢心には腹が腹が立ちながらも、後半になると可愛くすら感じる。
個人的には「1から999まで」とコブレットの話が印象深い。いい意味と悪い意味で
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「黒後家蜘蛛の会」別バージョン、って感じというか、
「隅の老人」との掛け合わせというか。
雑誌連載だったそうで、水戸黄門並に同じパターン踏襲で、一遍一遍がとても短く、すぐ回収されてストレスがたまらない~・・・でも玉石混有。