紙の本
実践あるのみ
2018/07/05 18:18
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投稿者:ごまたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
平成28年芒種、世田谷区立中央図書館にて拝読。格付けや特定のテーマで、資金を運用するなど基本的で理解しやすい。
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現物を持ちながらの空売りは、気持ちが楽。
ロスチャイルド家は、銅地金を持ちつつ、サヤすべり取りを行った。
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現在は10年前と比べて投資環境が大きく変化しているため、10年以上前の
本には余り興味はわかないと思う。しかし、投資で儲けるための本質的な部分
というのは共通であって、時代の変遷によって変化する様なものではない。
株式投資の4つの奥義とされるツナギ、うねり取り、鞘取り、日歩稼ぎのなかで
本書はツナギについて解説したおそらく初めての本である。
ツナギ売りは簡単に言うと以下の通り。
1:新日鐵を1000株買った。
2:株価が下がりそうなので1000株空売りした。
3:株価が下がったので空売りした1000株を決済した。
4:その結果、初めの1000株のコストダウンができた。
こう書くと「なぜ買った1000株を決済しないで、わざわざ空売りするのですか?」
という質問が出るだろう。当然の質問だと思う。林さんはここの部分には
余り触れていないが、私が考えるに以下の理由があるのだと思う。
1:ツナギをしていると売買に連続性が出るため、空売りしてポジゼロになった
にもかかわらず値動きを追っていくことができる。
2:普通の人はCP余らせたままにしないで、別の株買っちゃうでしょ?
下げ相場にもかかわらずにね。そしていつか塩漬けになる。
かなりくどい本なので、初めて読むと何かいているのか分からないかも
しれません。でも何回か読んでいくと、とても良い本だとわかってきます。
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ツナギ売買について書かれた良書。これまで信用取引で売り買いしていましたが、信用取引はツナギ売買(空売り)のためにあることを初めて知りました。株を長期で保有される方(自社株や優待・配当金目的の方)はツナギの技術は必須になると思います。保険のためのツナギ、コストダウンのためのツナギ。様々な役割があるので一度読まれることをおすすめします。
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2016/6/20読了。
テクニカル・中期~長期・投資に関する、ツナギ売りに関するトピックをまとめた本である。
ツナギ売りとは、現物を持っている場合に信用売りを駆使し、利益を積み上げていく手法。
書中ではコストが下がるとの記述で表現されている。
現物を売らないメリットは、既に利が乗っている現物を保有していれば、心理的負担が減ることが大きいようだ。
ルールが4つほどあるようで、
①現物を持ってのカラ売りであること(純カラをしない)
②まとめ売りをせず、分割して売る
③分割売りの値幅を大きく適切に
④資金に余裕を持つ
と記述がある。
ただ、肝は分割でのエントリーと、予定した金額分エントリーできなくても仕方がない(相場とはそういうものなので)という一文であろうと思う。
また、商品先物のロールダウン効果に関しても記述があった。そこにも、現物を持つ優位性が書かれている。
相場の方向性を当てるだけの本とは違い、現実的にはどのように対処したらよいか記述されており、かなり古い本だが勉強になった。