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◆何度でも読みたくなる本◆
荒れ地に毎日100個ずつ種を植え、度重なる困難に打ち負かされそうになりながらも、何十年も木を植え続けてやがて森をよみがえらせた羊飼いの話。小さい頃は「ひたすら木を植えていく人の話」という印象しかありませんでした。今はそんな簡単な話ではないということがよくわかります。先のことが見えなくて悩んだり立ち止まったりしていても、コツコツとやり続けることでいつかは成果が現れる。一歩一歩進んでいくことの大切さを教えてくれる本です。
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何度も読み返している書籍の一つである。読後は、いつも清々しく、そして勇気を与えてくれる素晴らしい本である。
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内容(「BOOK」データベースより)
たった一人で希望の実を植え続け、荒れ地から森を蘇えらせた孤高の人。ひたすら無私に、しかも何の見返りも求めず、荘厳ともいえるこの仕事を成しとげた老農夫、エルゼアール・ブフィエの高潔な魂が、読む人の胸をうつ。
こういう心で自分たちも生きて生きたいものですよね。。。
僕の心はまだまだ煩悩ばかりで・・・・・・
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ただ一人、何ひとつ見返りを求めず、ひたすら木を植え続け、南フランス・プロヴァンスの荒れ地から豊かな森を甦らせた農夫、エルゼアール・ブフィエの半生を描いた短編小説(フィクション)。
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荒野に木を植え続けた男の粘り強く無私な行動。その行動は荒野から森を蘇らせる。決して誇らず、派手さはない。静かで淡々とした文章はブフィエを思わせる。
荒野を森にした凄い人というだけではない。今に通じるものがある。静かな感動をもらった。良い本に出逢えてよかった(〃ω〃)
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1910年代、フランス・プロバンス地方。荒れ果てた土地でたった一人暮らしていた羊飼いの男。寡黙な男はひたすらドングリを植えていた。10年、20年が経つとそこは「自然林」と呼ばれ、ほとんどの人が羊飼いのことを知らなかった…。フィクションでもノンフィクションでもない、ある男の物語。「つねに魂を高貴に保ち、ひたすら無私に与えつづける寛い心を持ちつづけ」た人間に与えられた力。朝鮮の昔話「ネギをうえた人」を思い出しました。またいつか読み返したい一冊。
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気持ちの良い本でした。自分にとって、生きていく上で心に刻みたい事が書いてある本でした。
主人公のブフィエの心の素晴らしさ、いつまでも大切にしたいと思いました。
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読み終えて、清々しい気持ちになりました。淡々としているけれど、一本の強い芯を持った生き方に惹かれます。
「成功をもたらすためには、それを妨げようとするものにうち勝たねばならない。情熱が勝利を得るためには、失望と戦わねばならない」
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日野原先生の著書に出てきたので読んでみた。「倦まず弛まず」…何かを成すということがどういうことかを考えさせられる。
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たった独りで荒地から森をよみがえらせた孤高の人のお話。これはフィクションだが、世の中を変えるものは権力や富ではなく、粘り強くたゆまぬ無私の行為なのだと教えてくれる。
「たった一人の人が、自分の肉体と精神力だけで荒地からカナンを起こすことができたことを思うと、さまざまな事があるにせよ、人間に与えられている力は大したものだ。しかしその力は、つねに魂を高貴に保ち、ひたすら無私に与えつづける寛い心をもちつづけて、初めて完全に発揮されるものであることを考えると、神にも似つかわしいこの見事な仕事を成し遂げた質朴な老農夫に、心から尊敬を覚えずにはいられない」(同書より)
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感動を期待しすぎたため、割とあっさりとした内容だったので、拍子抜けした。がっかりというほどのことではないが、実在の人物だったらもっと良かったと思う。
自分の仕事をきっちりとし続けることの重要性が描かれている。
とても短い小説で、通勤の片道で読み終わった。
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ジオノはあらゆる被造物がたがいに溶け合って同時性を持つ宇宙を舞台に、群生的でない生き方をする人、悲惨に立ち向かい、病気を癒し、大地を豊かにする人の孤高な姿を描きました ほんとうに世を替えるのは、権力や富ではなく、また、数と力を頼む行動や意思に支えられた、力まず、目立たず、おのれを頼まず、速効を求めず、ねばり強く、無為な行為です
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あとがきによると実在した人物では
ないようで、寓意的な話であることが
分かりました。
しかしこの話が実際にあっても
寓話でも今読んでみるとどちらでも
良く、あとがきにもありますが私も
同じことを感じました。
「権力や富ではなく、数と力を頼む行動や
声高な上でもなく、静かな持続する意思に
支えられ、力まず、目立たず、己を頼まず、
速攻を求めず、粘り強く、無私な行為」
そして
「命は自分だけのものでは無いことを知っている
人が静かに放射する愛を私たちは感じます。」
「私たち一人ひとりに尊厳を与え、
人間を宇宙の調和の中に組み込む力」
「人に与えられている力は大したものだと、
そしてその力を発揮することができるのです」
と書かれています。
先日家族旅行で宇都宮に行きました。
駅から車でわずか30分ほど行った場所に
宇都宮森林公園がありました。
台風で多くの箇所が通行止めになって
いましたが、家族で短いトラッキング
を体験しました。 栗やドングリがたくさん
落ちていて子供と一緒にたくさん拾いました。
この何千ともあるドングリの幾つかは
時間をかけて木になり、林になり、
そして森になるんだなと思っていました。
著者のジャン・ジオノ氏が子供の頃に
父親としたドングリ拾いがキッカケと
なり本になったということです。
私もこの本をきっかけに出来る
ことが数多くありそうです。
自分の心の中にも森を作れるように
何事にも動じない気持ちを育てて
行きたいと考えさせてくれる
暖かい気持ちになれる一冊です。
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「この人といると心がおちつく」
これ以上の褒め言葉があるだろうか?
「歓迎はしてくれたが、余分な愛敬を振りまくことはなかった。」
「まさに若さ故に、どうしても未来を自分自身及び自分自身の幸福の追求と関連させて考えてしまいがちだった。」
本当にその通り。未来のため、未来ではなく、今を生きる、今できることをする、ということか
2020.8.29
短いお話。せかせかした気持ちがふっと緩む。気にしない、気にならない。究極のマイペース。力まぬ日常。このように生きられたら。
2016.5.12
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勇気をもらえる、とか
継続の大切さを考える、とか
いろいろあるだろうけど
私は、伸びて森になっていく木々の印象だな