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『モモ』,『ネバー・エンディング・ストーリー』を書かれたミヒャエル・エンデさん、彼がどういったことを考えて物語を紡いだのか・・・。
本書は図書館の哲学コーナーで見つけて読みました。
父、エドガー・エンデの描く、独特な世界観を持つ絵が特に印象的です。
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対談形式なのでとても読みやすいが、井上ひさし氏との対談は少々物足りなかったように思う。
意見の食い違いがあっても(演劇における方言の利用についてやブレヒトについてなど)、井上氏がエンデに遠慮しているのか…?あまり反論していなかったのが残念。
しかし、今や存命しているのが安野さんのみと考えると、貴重な本だと思う。
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尊敬する河合さんとエンデが対談をしていたなんて!!!
芸術にはそれを支える色々な知識があるべきなんだとあらためて再確認できた。
歴史、科学、心理学、文学、絵画、経済、恋愛、人生論、音楽、建築学、考古学、医学、文化などなど…
先は長い。
たのしいな。
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「第三次世界大戦はもう始まっている」というエンデの言葉にはハッとさせられる。それはある地域が別の地域に仕掛ける戦争ではなく、ある時代が別の時代に仕掛ける戦争だという。つまり、われわれは、自分たちの子供や孫が生きていけないような世界をまさに作っているというのである。エンデは自分を楽観主義者だというが、この切迫した表現を前にすると、対話者は危機感を共有はしているものの、その態度は甚だ楽天的だというほかない。