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いつかおばあちゃんになった時、ただ昔をなつかしむようなばばぁにだけはならないようにしたい、と思った一冊。
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久々に、イッキに読んだ本です。大時計が13回、トキを告げると行くことができる、庭。そんな不思議な世界が気になって、気になって、思わず、読み進んでしまった。そんな本です。とはいえ、表紙の絵や、挿絵のなんとなく暗い感じがいやでなかなか、手に取らなかったのですが、庭で出会うハティという少女が出てくるとことから、どうしてこの子と会えるのか不思議で、もっと知りたくて最後どうなるんだろう?と、どんどん読んでしまいました。庭の情景が目の前に広がるような感じです。すべてがどこかに繋がっていて、最後はちゃんと納得できて、すっきり読み終えました。
文庫版もあります。
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真夜中に、大時計が13回鳴った時に現れた庭でトムは...。SFの要素も入った少年トムと"少女"ハティの、せつないお話。かわいたおとなにも。
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大人に秘密で真夜中の庭に、はだしで入り込む…きっと子供なら、その世界観に夢中になりそうです。私は大人になってから読んでしまったので、トムになりきることが出来ませんでしたが、自然、人間、描写が細かく書かれ、名作だと思いました。
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弟がはしかにかかり、病気を避けるためおばさんの家に預けられたトム。夜中になるはずのないホールの大時計が13時を告げるとき、トムは過去へ旅立って素晴らしい庭園で、洋館に住む少女ハティと楽しい時を過ごします。大好きな『ふたりは屋根裏部屋で』という日本のお話と似て非なるシチュエーションですが、こういうラストも楽しいかもね、と思わせてくれる本。主人公が男の子か女このかでお話の流れが変わるのかもしれません。
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こどものころに読んだけど、そして20歳くらいのときにも読んだけど、今ン十歳になって読んで、はじめてちゃんと味わうことができたと思う。
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弟のはしかの伝染予防のため、
親類の住むアパートに仮住まいすることになったトム。
昔邸宅だったというそのアパートのホールには
古い大きな時計があり、
トムはある晩その時計が
13回目の鐘を鳴らすのを聞いてしまいます。
恐いけれどでも足を踏み入れたい
真夜中の庭での不思議な体験。
―――――いわゆるタイムトリップものですが、
特にラストが好きです。
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小中学生の頃、とにかくハマったフィリパ=ピアス。
真夜中に古時計が十三の鐘を打つ時、その庭園はあらわれる……
怖くて美しくて、優しい話です。
若さが永遠出ないことを感じる今
もう一度読みたいです。
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子供の頃に読み、長い間内容は忘れてしまえども、記憶から
一向になくならない事に不思議を覚え、再読。
とても児童文学の範疇を超えている。
‘時’の不思議。
幾層にも同時に流れているはずの、時間の神秘。
その狭間を飛び越えてで出会ったある少年と少女の物語。
美しい景観の描写が細やかで美しく、何より、そう
子供の頃にはいともたやすく飛び越えて行き来していた
時の垣根のことを久しぶりにドキドキと思いだした。
ラストシーンに涙出来るのは、子供ではなくなってしまった
今だからこそかもしれない。
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TOMOさんのブログで知った作品。
「裏庭」ってやっぱり独特の秘密めいた雰囲気があるよね。
一緒に遊んでいた、初めの頃はトムより小さい女の子だったのに、ハティの「時間」の方がトムより早かった。
ハティは徐々に成長していた。
最後の結末、ハティが実は3階のバーソロミュー夫人(おばーちゃん)だったなんて!
トムがいつも庭園で遊ぶときは、夜中だしパジャマ姿っていうのがまたいいよなぁ。
最後の最後、トムとバーソロミュー夫人が(いやハティね)抱きしめあってる抱擁の場面はぐっときたなぁ。
おばーちゃんと少年じゃなく、小さい少女と少年のままの姿で。
この庭、作者のフィリパさんの庭がモデルなんだ!
あとがきに、塀で囲まれた庭園は、幼年時代の保護されている安全を意味し、そこから庭園の高い塀にのぼって、トムが庭園の向こう側をハティに
説明してやる。
あとになると、ハティの方が大人になり、庭園をはなれてしまう。
川にそってイーリーの町までハティはくだる。
川というのは人生の象徴で、絶えず流れ、変化していく。
っていうあとがきにここま表現されてたんだぁ、すごい!
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ラストで格別な爽快感を与えられた。さすが名作。でも昔の本だからか、途中はだるい。読むのに挫折した子も何人かいた。残念。最後まで読めば絶対好印象なんだけどな。
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タイムファンタジー最高。
とりあえず、宮部みゆきの短編が『トム~』のからくりと似たものを使って書かれているのだな。といっても共通点は「強い思いをもった者が、過去に同じような思いをもった者を呼び覚ます」という点くらいだと思うけど。
さすがに児童文学の楽しさというか美しさというか後味のよさというか。
誰かも言ってたけど、タイムファンタジーってどこかにどうしようもない切なさを抱えてるからいいのであって。
なんだかんだ真直ぐなものを求めてしまうけど、好きなんだものいいじゃない。
からくりも緻密に作られてるし、描写もきれいだし、切なさも美しさも率直な登場人物たちも、すべて愛すべき対象だ。
特に最後がやっぱりいい。バーソロミュー夫人をハティの頃と同じように抱きしめるトム。普遍的な魂を見たトムとかって表現されてたけど、なんか言葉が足りないくらいだ。
あの最後の文章だけで、なんか「あーやっと会えたんだなぁ」って切なくなる。
トムはもちろん会いたかっただろうし、ハティがまた会えたんだっていうのがもうもうもう。
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小学生の頃、ピアス好きの父から年季の入った箱付きのハードカバーを譲り受けた。以来、すっかりピアスにはまって今でも好きな作品。”児童”と呼ばれる時期に出会っていると幸せな一冊。
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訳が分かりづらい部分もあって、入り込むまでに少し時間がかかるかもしれないけど。
やはり、名作。
余韻が良い。
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言葉では説明できないほど、私には大事な本。
真夜中の庭……私も迷い込みたい。
私の「庭本」。