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紙の本
結構ユダヤ系の文化人が出て来るのに。
2008/11/25 23:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容はまあ、問題はない。ぞっき本の中で、この本を見つけて読み返したい本だったから、改めて買った。まだスターリン主義体制が堅固な支配を続けていた時期の本をベルリンの壁が崩壊した後で増補した版なので、そんな時代があったなあ、と思い返した。
しかしフランクフルト学派の学者達やDDRから移住したハンス・マイヤーとエルンスト・ブロッホはユダヤ人だけど、そんな事は書いていない。ビーアマンも父親がユダヤ人でワルシャワ・ゲットーについて正反対な印象を受ける二冊の本の解説を書いている。戦後、亡命先からドイツへ帰国したり、地下生活を生き延びたり、強制収容所から解放された後、共産化された故国に帰らず、かといってイスラエルやアメリカ合衆国に移住しないでドイツに定住したユダヤ人達が、どのぐらいいて、「零時」の後のドイツの政治や文化、それと褐色の過去に対する責任を一切認めなかった社会主義統一党政権下のDDRで活動したのか、気になった。
ドイツの「戦後責任」についての本で社会主義統一党時代のDDRについて、何故か無視したり軽く書いている本があるから。まるでDDRが自分達はナチスに抵抗したから?「戦争責任」は自分達にとって関係ない、といった顔をしてドイツ連邦共和国の要人達を告発していたが、強制収容所に勤務した経歴の持ち主がSED中央委員になったり、フライスラーの国民裁判所に陪席判事として参加した事がある将軍が人民軍でも将軍として勤務出来る国家が、どうしてそんなに素晴らしいのだろう?ベルリンの壁やシュタージもそうだが、結構褐色の過去の持ち主がDDRでも活躍?していたわけなのに、そういう偽善の極みの歴史をたどったのがドイツ民主共和国の41年の歴史-第三帝国の12年強より長い歴史をたどった国家の歴史だ。
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