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2014 5/3読了。
阿刀田高が選んだという、ユーモア文学の短篇集。けっこう前の編集で、あまり馴染みのない作家も多数。
「笑いの~」「ユーモア~」というから、ギャグみたいな感じのが続くのかと思いきや、割りと「くすっ」と来るようなのや、にやにやする程度のや、笑いっていうのとはなんか違うのまで、色々入っていた。
一番好きなのは「序文」。月次だけれども。
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たまにこういうオムニバス形式な本でいろいろな作家に出会ってみると、新たなお気に入りができたりする。今回は小松重男、田辺聖子辺りがいいなと思った。
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序文が何気に秀逸。
ここに出てくるのは様々な人間模様。
このね、嫉妬という代物はどこまでもどーもしようもないもので
残念な権威もそうだけれども、彼をねたんで友人を
離反させた男もそうです。
(この男の悪行はばれ、罰は索引の完全追放です。)
作品としては何気にミステリーの大家が出てきます。
ですが作品はミステリーではなくて
背筋が超ぞっとするホラーものです。
そこに住む者たちの真意を知ったとき
すごくぞっとするはずですよ。
編者の作品も怖い作品。
まあインチキは巧妙にやっているようでも
どこかであらが出てしまうというわけでしょうね。