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気難しい作家として有名な、中野さんの心をも溶かした愛犬ハラスとの生活が、微笑ましく、そして涙なくしては読めなかった。ドラマ映像にもなってた気がします。
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何度読んでもウッとくる。
お堅い中野先生が、「一匹の犬コロ」と心通わせあい、互いにとってなくてはならぬ存在になってゆく。犬コロと共につむぐ小さな幸せ。小さいけれど、それで十分。
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生まれてから死ぬまで。犬の一生に付き合ったことのある人ならこの本を読んで何も感じずにはいられないでしょう。読めば読む程著者の飼い犬への愛を感じ、自分が飼っていた犬の事を思い出してウルウルきてしまいます。
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翻訳家、中野孝次著。
マイホームと共に手に入れた一匹の柴犬との交流が描かれている。
読み易い文章でありながら、愛犬への愛情がひしひしと伝わってくる。犬を飼ったことがある人ならかならず共感するだろう。
最後の愛犬との別れの場面では号泣せずにいられない。
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子のない中年夫婦宅に柴犬の仔犬がやって来て、亡くなるまでの
歳月を描いた随筆。 ハラスがいたことでどれほど心ゆたかに健やかに過ごす事が出来ただろう。
第7回新田次郎文学賞受賞。
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家を新築した祝いに義妹からもらった一匹のシバ犬にハラスと名づけ、子犬から看取るまでの思い出を描いたエッセイ。彼が死んでから回想として描かれた本なので、どうしても子犬の頃よりも老犬となり病に侵された頃の方に思いいれが強く、泣けます。犬以外でも動物を家族として愛して看取った人ならば、ハラスが行方不明になるくだりはきっと泣けると思います。淡々とした文章ですが、愛情の伝わるいい本です。家でゆっくりできる時間に読むのがお奨め。
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何故だろう。犬の読み物は必ずと言って良いほど泣いてしまうのだけど、この本は覚悟して読んだせいか泣かないで読めた。
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おばあちゃんの本棚にあった本。
白黒だけどハラスのかわいい写真がいっぱい。
ハラスみたいな賢い犬を飼いたい・・・
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(2006.06.21読了)(拝借)
(「BOOK」データベースより)amazon
一匹の柴犬が子のない夫婦のもとにやって来た。掌にのせられ家に到ったその日から、抱かれ冷たくなった日まで。犬を“もうひとりの家族”として。愛犬記。
☆関連図書(既読)
「五十年目の日章旗」中野孝次著、文春文庫、1999.08.10
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頑固オヤジ+実直な柴犬の本。
この作者とは、図書館での偶然な出会い。
「犬のいる暮らし」のベースにもなっている、愛犬ハラスとの暮らしを綴った本。
「幼犬よりも、老年犬期のほうが、犬と一緒に居ることの温かさを実感できる」というくだりにはとても納得。
「犬を飼う」と併せて読みたい本。
中野先生の本は、犬本しか読んでおりません…。
そこから導入するのもどうかとは思うんですけれど、ご自身の著書もきちんと読んでみようと思います。
それにしてもハラスは精悍な犬だなー。
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とにかく著者の、ハラスという犬への優しく暖かく偽りのない愛おしむ気持ちが、文章のここそこに表現されていて、その思いを共有するだけでも一読の価値がある
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犬を飼ったことがある人なら、
すごくわかる状況、心情が描かれていて、
たくさん切なくなりました。
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ドイツ文学者の著者が、50代になってから初めて飼った柴犬
ハラスとの日々を綴ったもの。
子のいない夫婦の間で、ハラスは話題を提供し、コミュニケーションの橋渡しさえしており、かけがえのない家族となっていった。
些細な事であっても、犬の飼い主なら誰もが頷け、自身の犬に置き換えて共感できる一冊。
そして、晩年の部分は、涙なしでは読めません。
私は3度読み、3回泣いてしまいました。
増補版は、始めにでていたものより、写真やあとがきが加えられているようです。
1988年新田次郎文学賞受賞
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愛犬ハラスとの笑えたり、泣けたりする心温まるお話。
「清貧の思想」の著者である中野孝次氏と奥様の3人が織りなす人生模様。ハラスを中心に目に映った景色、行きかう心。すごくリアルでかつて自分の相棒(愛犬)シュンを重ねて読んでしまい。まるでそばに彼が蘇ってくるような思いを感じます。
ほろっとするところ。愛らしいところ。時に憎たらしいところ。
人間と一緒ですね。
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犬を飼い始めた。雌の柴。ころころと遊んでいてかわいい盛りなのだが、犬の寿命は十数年と聞く。そのうち子どもも大人も追い越して年老いていくんだなーとついつい遠い目をしてしまう(飼い始めたばっかりなのに!)。ふと、昔読んだこの本を思い出した。柴犬・ハラスを飼い始めてから死ぬまでを愛情込めて語る1冊。失踪事件の顛末や死の前後の描写も胸を打つが、何気ない日々の一コマもいい。