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昔読んだ本。
フィクションより衝撃的で、しばらくノンフィクションばかり読み漁っていました。
今読んでも同じくらい感情移入できるだろうか。
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「ハインリッヒの法則」 = 1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。出典: フリー百科事典『ウィキペディア』車を運転中、ヒヤリとした。そういえば、いつかも。最近ヒヤリとしたのは、何回目だろう。ボーイング767、飛行中の燃料切れ?、故障じゃなくて?。普通は、そんな馬鹿な、と思います。1983年カナダであった実話です。まさかの偶然の積み重ねによる緊急事態。ドキュメントとして、一級品だと思います。
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1983年7月23日にモントリオールからエドモントンへ向かうエア・カナダ143便のボーイング767-200型機で起きたホントの話。
高度4万1千フィート(1万2500メートル)を飛行中に突然ガス欠!
果たして61名の乗客と8名のクルーの運命は如何に!?
読み始めてから一気に読了。
たいてい飛行機事故モノのドキュメンタリーは、
いわゆる事故報告書みたいな硬い内容になってしまいがち。
しかし、この作品は映画的な手に汗握るハラハラドキドキのストーリー展開。
その一方で事故原因について技術的側面もしっかりおさえている。
時系列を巧みに入れ替えた構成で、読者をしっかり鷲掴み。
すごいなと素直に脱帽しました。
残念だったのは、
飛行機や航空業界についてまったく素人の人が翻訳しているなというのが、
すぐにわかってしまったこと。
飛行機ヲタはすぐにピンときてしまうのです。
案の定、訳者あとがきでその通りだったことが明かされています。
業界の人に一応アドバイスを仰いだらしいのですが、
付け焼刃が簡単にバレてしまっています。
飛行機に詳しい翻訳業の人っていないんですかね。
ならばわしが(半分冗談で半分本気)!
この本を読み終わった直後にオランダ・アムステルダムのスキポール空港でトルコ航空機が墜落事故を起こしたのでビックリしました。
一時期、事故原因に燃料切れ説が浮上していたのでよけいビックリしました。
ちなみにエア・カナダ143便の事故の概略はこのWiki(英文)でも読めます。