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紙の本
表紙にあるルドンの悪魔が好きなんだけれど、講談社現代新書の装丁が変わってしまったら、この悪魔はいなくなってしまうのだろうなあ
2005/04/30 12:00
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
本を手に取ったり、読もうとする時に大切なのはやはり、タイトルと装丁と、とりあえずは目次とか、見返しにある紹介文とか、といったところか。
この本のタイトルは『悪魔の話』である。表紙を見ると(最近、講談社現代新書は装丁を変えてしまったが)、悪魔の絵がある。目次を見ると、「サタン紳士録」とか「悪魔学入門」とか並んでいる。
そう、これは悪魔の本、悪魔について書かれている本だ。
と、思って読み始めてみると、確かに悪魔について多くの文献を引き合いにだして書かれてはいる。悪魔がどのように生み出されてくるのか、悪魔の数はどれくらいなのか、などなど、「そうか、悪魔ってやっぱりそうなんだよね」と思わせられることもたくさん載っていた。
でも、これを悪魔の本と言ってしまうには、やや抵抗がある。むしろ、悪魔を生み出した人間の話だったように思う。悪魔にまつわるその他怪奇現象や、悪魔の名のもとに起きた社会事象について語られることが多くなり、その背後には人間の営みが見えてくる、という話だ。
タイトルや装丁から期待した私が間違いだったのかもしれない。
この本は、悪魔の百科辞典ではありません。
紙の本
親しみ易い悪魔の本。
2002/01/30 00:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通り、悪魔について書かれた本である。題材が悪魔ということで、内容は必然的に西洋が中心となっているが、時おり比較として、日本の赤マントや鞍馬天狗、眠狂四郎なども取り上げられているのが面白い。
著者の池内紀氏は、恐らく膨大な量の知識を持っておられることだろうが、その知識を本に詰め込むのではなく、分かり易く噛み砕いて紹介しておられるので、非常に親しみ易く、面白く読むことが出来た。
紙の本
時代の流れと悪魔のイメージ
2001/04/22 19:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほまれ - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京大学文学部の教授らしく、古くから伝わる書物を切り口にした視点から、悪魔の存在について書かれています。
参考資料の一覧は出ていませんでしたが、著者がこの本を執筆するにあたり、膨大な書物を検証したことが本文の中から伺える。 とにかく引用が多い。もちろん、原文のまま紹介されても、一般人であるわたしたちには何を言われているのか解らないので、著者がそれらの文献を自身の中で消化し、理解しやすい形で読者に紹介してくれます。
世界に数多ある悪魔が登場してくる書物や伝記。それは紀元前のものから、昭和時代に入ってのものまで幅広いものですが、本書を読むと、時代と共に変化してゆく悪魔のイメ-ジが浮かんできます。
悪魔に関するエピソ-ドには事欠かない本であるため、読み物として大変満足できますし、次に読んでみたい悪魔系の本を探すのにも、この本はなかなか使える。
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