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フィネガンズ・ウェイク 1・2 みんなのレビュー
- ジェイムズ・ジョイス (著), 柳瀬 尚紀 (訳)
- 税込価格:5,126円(46pt)
- 出版社:河出書房新社
- 発行年月:1991.9
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高い評価の役に立ったレビュー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2001/06/24 21:16
読み終わるのではなく、終わりが読める。
投稿者:極北 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これが最後の小説だ。もうこれ以降に出た小説と呼ばれるものは小説のふりをしたなにかにすぎない。
ジョイスは言語と真実を結びつけることで、時空を超越した。つまり、言語を世界から開放したんだ。
バロウズのように場当たり的にではなく、精緻に執筆作業を重ね、文彩の技術を磨いてそんな点に到達した。ゲーテルが数学を使って数学の限界を示したように、ジョイスはテクストをつかってテクストの限界を示した。
だから、我々は稀なこととして、読み終わるのではなく、小説の終わりが読めるのである。なんという幸運と不幸。すてきじゃないか。
翻訳した柳瀬氏もまた、ジョイス以上に言葉に精通し、この日本語の翻訳は原書を凌ぐとさえ思える。
逸話はたくさんある。素粒子物理のクォークがこの本の一節をもとに名づけられたことなど。でもそんなことは
どうでもいい。
これが最後の小説なのだ。終わりを読むことができる本なのだ。この本を読まずして、我々は小説を知りえない。
だから、どんなに難解でも必読の書であることにかわりはない。
低い評価の役に立ったレビュー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2001/07/08 11:10
翻訳不可能
投稿者:まるや - この投稿者のレビュー一覧を見る
翻訳不可能とされていた20世紀文学の異端が、日本語に移し替えされた。原文どうよう、本文もチンプンカンプンな内容で、理解のしようがない。そういう点においては、確かに忠実な訳なのかもしれないが、どう向かいあえば良いのかさっぱり判らないのは事実。
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紙の本
読み終わるのではなく、終わりが読める。
2001/06/24 21:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:極北 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これが最後の小説だ。もうこれ以降に出た小説と呼ばれるものは小説のふりをしたなにかにすぎない。
ジョイスは言語と真実を結びつけることで、時空を超越した。つまり、言語を世界から開放したんだ。
バロウズのように場当たり的にではなく、精緻に執筆作業を重ね、文彩の技術を磨いてそんな点に到達した。ゲーテルが数学を使って数学の限界を示したように、ジョイスはテクストをつかってテクストの限界を示した。
だから、我々は稀なこととして、読み終わるのではなく、小説の終わりが読めるのである。なんという幸運と不幸。すてきじゃないか。
翻訳した柳瀬氏もまた、ジョイス以上に言葉に精通し、この日本語の翻訳は原書を凌ぐとさえ思える。
逸話はたくさんある。素粒子物理のクォークがこの本の一節をもとに名づけられたことなど。でもそんなことは
どうでもいい。
これが最後の小説なのだ。終わりを読むことができる本なのだ。この本を読まずして、我々は小説を知りえない。
だから、どんなに難解でも必読の書であることにかわりはない。
紙の本
翻訳不可能
2001/07/08 11:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まるや - この投稿者のレビュー一覧を見る
翻訳不可能とされていた20世紀文学の異端が、日本語に移し替えされた。原文どうよう、本文もチンプンカンプンな内容で、理解のしようがない。そういう点においては、確かに忠実な訳なのかもしれないが、どう向かいあえば良いのかさっぱり判らないのは事実。
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