白銀の神話 魔界水滸伝外伝 信長の巻 みんなのレビュー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：みなとかずあき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

2015年に紙媒体と電子書籍で復刊なった『魔界水滸伝』の外伝となる『白銀の神話』第１巻です。
本編は20世紀末を舞台に、最後は時空・次元を超えて精神生命体が様々な闘いを繰り広げたわけですが、こちらは日本の戦国時代が舞台です。
しかも主人公は織田信長であり、本編にも登場していたあの人という、まったく、何を考えるとこんな話になるのかと思うようなストーリーになっています。
まあ、織田信長の話なので、一応史実に基づいたような話にはなっていますが。
あからさまに精神生命体としての言動が出てくるわけでもなく、だからといって普通の歴史ものとも違うという、そんな話です。
この『信長の巻』は、信長がうつけ者と言われながら織田家の跡目を継いだ頃から始まって、桶狭間の合戦に至り、戦国の覇者として名乗りをあげるところまでが描かれています。
あくまで「外伝」なので、本編に寄り添うような話になっていると思いますが、でも、信長って本編では過津神で、安西雄介の転生した姿って言われてませんでしたっけ？
そうそう、このKADOKAWA FANTASY版は、本編と同じく永井豪のイラストがカバー絵などに使われています。永井豪描く信長というのも迫力があって良いです。