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本題の名前占いに入る前に日本語の言霊に関する様々な先行研究を色々と紹介していて専門書みたい。
本書で紹介されていますが、日本語の言霊研究に関しては色々な流派があるようです。
先行研究を色々と引用されているのですが、日本語には漢字伝来以前に独自の文字があったという説もあるようです。
また、「音魂」(音波オーラ)というのもあって、見える人には見えるといいます。米語・英語の音波オーラの色はオレンジ~赤の放射成分が多く、日本語の音波オーラの色は七色だという。
また、神輿を担ぐ時の掛け声「ワッショイ」は「和を背負う」という言霊で、今流行の「セーヤ」などの系統は悪霊を招く言霊だという。
また、最近は言霊が注目されて水面下での静かなブームになっているが
「一部の推理作家や知ったかぶりのタレントなどが、「言霊」について自説を発表したり口にしているが、いずれも失笑を招くような野暮で幼稚な戯言でしかない。誤った言霊観が広まらないよう願わずにはいられない」
「言葉とは、いうまでもなく会話や、意思伝達(言葉・文字)に関わるもので、言霊とは、これらに霊力・神秘力が伴うものであって、両者を混同して考えると、タレントや推理作家某氏のように、浅知恵の言霊学ができてしまう」
……と批判されています。
ここで批判されているのは多分井沢元彦でしょう。当時はまだ推理作家という認識があったのですが、今は安きに流れて安直な歴史修正作家に成り下がっていますね。
……とまあ、言霊に関して色々と興味深い話題が書かれていました。
万年週末占い研究青年の覚え書き
名前の言霊占いの元祖・坂口光男師
https://iching.seesaa.net/article/493955564.html