紙の本
その悲劇性に引き込まれる。
2002/02/25 15:37
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投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る
この物語は、ことさら暗いという訳ではないが、明るくはない。一足先にブームを巻き起こしたハリー・ポッターが勇気や希望に満ちた物語だとすれば、これは反対の属性を持っている。どちらも同じく「邪悪なもの」に立ち向かう話だが、こちらは一人一人の弱さがことさらに試される。
彼らは選ばれた英雄ではなく、時には悪の属性に惑わされる。フロドの危険な旅に心を痛め、自らの大切な宝物を彼に与える養父のビルボや、幾度となく危機を乗り越え仲間の救う誇り高い騎士のボロミアも例外ではない。彼らは指輪によって引き出された自らの心の内の醜さに直面し、苦悩する。そして、そんな指輪を持つことになったフロドの孤独。
この小説は冒険物語として面白いと同時に、登場人物それぞれの心理面に魅力がある。決して正義と勇気だけを持ち合わせているわけではない彼らの迷いや矛盾が読み手を惹きつけてやまない。テンポやスピード感のある文章で読み手を楽しませることに長けた小説に慣れている身としては少々読みづらい面もあるが、それ以上に楽しめるので他の方にもおすすめしたい。
紙の本
自分も冒険の旅に参加した気持ちになれる
2021/07/18 13:23
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投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホビットのフロドが受け継いだ、呪われた力を持つ指輪を消し去るため、仲間と共に旅に出るという、あまりにも有名な冒険に、自分も一緒に参加して楽しむことができます。
紙の本
児童書だろうか
2016/12/31 17:23
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投稿者:肋骨痛男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
逃げる一行を追う太鼓の音が谷に響き、おののくものどもをふるい立てるエルフの歌声。ロマンたっぷりです。
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徐々に勢い良く話しがすすで行き読む立場もスルスルっと物語の中に引き込まれてきました 旅の仲間ではフロド・サム・ピピン・メリーの旅の序盤が描かれ、この後どうなるの?という興味がわいてきます
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小学生の私を一気にファンタジーの世界に引き込んだ作品。最近は映画で知られてるけど、あの世界観をあの時代に作ったこと自体がすごい。
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旅はどんどん過酷なものに。指輪の魔力の怖さもジワジワ迫ってくるようになる。あの長閑なホビット庄が恋しい。ガンダルフ万歳!
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携帯に便利な小さい本。サイズのわりに高いがしかたないか…。バーリンの墓所をはなれるところから。印刷はとても読みやすいです。
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指輪物語は「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の3部に分かれており、その第1部です。主人公のホビット、フロドが故郷のホビット庄を出て、敵の本拠地モルドールへ向かう選択をするまでが描かれています。まだ敵との戦いは本格化しておらず、前半ではホビット達の冒険、後半ではホビット・人間・エルフ・ドワーフの種族を超えた友情が描かれています。言語学者が書いただけあって、美しい表現がちりばめられており、またエルフの言葉の原語(?)が載せられていたりして、物語の世界にどっぷり入り込めます。「序章」で挫折してしまった読書好きの友人もいましたので、「序章」は「王の帰還」まで読み終わってから振り返っても良いかと思います。
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エルロンドの会議の決定に従い、指輪所持者となったフロド、滅びの山を目指す。彼を助ける8人の仲間たちと一緒に。モリアの坑道を通るのですが、そこは怪物がたくさんいて逃げ場も崩れていくような所で読みながらヒヤヒヤしてしまいました。
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エルロンドの会議の決定でフロドが指輪を持つことになり、8人の仲間たちと一緒に滅びの山を目指します。とても面白くて、どんどん目が離せなくなります。また、エルフの言葉も載せてあり、手が込んでいると思いました。
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中学の時、ですます調に挫折したんだけど、
今読んでみると普通に読める
背景とか、関係性わかってるせいかな?
それとも大人になったのか
成人向けファンタジーだもんね
情景とか、本当にきれいで、
これ読まなかったらきっと、人生損したとおもうくらい
ちょいちょい集めていきたいな
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おお、こうきたか、って展開で…。じゃないと、まだ先に続かないよなぁ。
しかし、アラゴルン、かっちょいい。もう、映像はヴィゴの顔でしか思い浮かばないんだけど(笑) でも、思ったより静な、感じだったな。
にしても、このあとの本は、まだ古本屋でゲットしてない。まぁ、定価で買ってもいいけどと思いつつ、どーしようかなと思う。他にも、未読がてんこ盛りなので、急いで買うこともないし、でも、さくさくと読まないと忘れそうだし…。
うむ、悩む。
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面白くなってくる巻。
最初の2冊くらいはただただ文字を目で追っているだけのような気もしたけど、この巻からは物語の中に入り込めた。
巻末がとてもいい所で終わって続きも気になる。
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サムがだんだんかっこよくなってくる♪
もちろん、馳夫ことアラゴルンもだけど。
でも、私はボロミアに人間としての弱さと苦悩と誇らしさを見ることができて、彼が好きになった巻でもある。
ダメ男が好きなんだ(笑)
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読み直し。モリア後半。階段が倒れるシーンはないな。映画はうまいなぁ。2冊になると、こんな最初に橋シーンとは、、(カザド=ドゥムの橋と覚えてたが、カザド=ドゥムはモリアのことだったので、ただの橋)
ミスリルのメインシーンは、モリアを出てからやった。ロスロリエンが約1/3。ハリディアは共通語を話せるエルフですか。やっぱりこの話だけでは、全然ボロミアをよく思えないなぁ。続きに期待。