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自然と人間の共存を1人の男の子と1匹の狐の友情と、開発工事をする人々との戦いの物語。平成狸合戦ぽんぽこ風のようで違う泣ける作品。
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ファンタジー3部作の一冊。
子ども達にはぜひ読んで欲しいなと思う作品です。
もちろん大人でも楽しめるし、実際、私が読んだのも
数年前なんですけどね(笑)。
ファンタジーが好きな方は、ぜひどうぞ。というか、おすすめです。
自然を守るという、とても大切なことが書かれた作品でもあります。
第32回講談社児童文学新人賞も受賞した作品です。
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中学生のマモルの家は先祖代々に裏山の稲荷山神社の巫女をつとめる家。ある日そのマモルの家に奇妙な下宿人がやってくる。腰まで届く長髪に和服の着流し…アブラゲが大好きな美青年・守山さんがよいキャラクターです。読み終わったときに【自然】について考えますね。環境問題って言葉のイメージと違って決して堅苦しいかしこまったものじゃない。身近どころか自分が生きていること・生きている場所も含めて環境なんだ、と。この本も月神の民シリーズも、たつみやさんの書く言祝ぎの言葉で日本語が美しいんだなぁと実感させてくれます。
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たつみや章さんの神様シリーズ三部作のひとつめ。一緒になって悔し涙が出そうでした。
お狐さんの出てくる話はとにかく好きなんですが、このお話は特に大好きです。
たつみやさんのサイン入りで持ってます!
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たつみや章さんの「神様三部作」の第一作目。是非子供に読ませたい一冊。かなりシビアな現実に無垢な子供の視点で切り込んでいることにまず驚く。登場人物がすべて愛すべきキャラクターで共感できるのもたつみや作品の魅力だ。初めて読んだ時は高校生だったのだが、当時「守山さんかっこいい!」と友人と騒いでいた(今でも好きです … )。だから主人公のマモルになったつもりで、わかりたい、わかってほしいと思い、なくしたくない、守りたいと思える。自然も人と一緒だ。まず理解して、優しくしてあげたくなる、そんな気持ちが一番大事なのかなと思う。自然はいずれ時間をかけて再生できる。本当に自然がなくなって苦しむのは人間達なのだ。第32回講談社児童文学新人賞受賞作。
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ところどころで胸がいっぱいになって目がうるうるしてました。
自然とどう向き合っていくのかを考えさせられます。
今という時代に特にオススメしたい本です。
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たつみや章さんの作品たちの中で初めて読んだ本。
人と自然と神様のお話。
どこか民俗チックでどこか神話っぽくて、おまけに考古学っぽいはなしも絡んできておもしろかった。
すごく印象的だったのが、古墳を開いた瞬間の一連の出来事。
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ボロ泣きです。悔しくって、悔しくって。
みんなで守らないといけないもの。大事なもの。大きくなっても忘れたはいけない気持ち。この気持ちを忘れない限り私は大丈夫。
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小学校の時に読んで1番印象に残っている本です。
狐がとてもいいキャラしてます。
話自体面白く、とても読みやすいです。
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同じ図書ボランティアさんに進められて読んでみましたが、とっても良い本でした。何度も何度も涙ぐみながら、早く続きが読みたくて、2日ほどで一気に読んでしまいました。たつみやさんの他の本も読みたくなりました。
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2016_015【読了メモ】(160204 0:12)たつみや章、絵 林静一『ぼくの・稲荷山戦記』/講談社/ 1992 Jul 23th/高校以来の再読
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http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-215.html
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レジャー施設の開発の危機が迫った稲荷山の神とその使いの狐から、その自然を守るための協力を求められて立ち上がる少年のお話。
日本人は自己肯定感が子どもの頃から低い、といわれて久しいですが、ひょっとしたら神を信じない、日本独特の無宗教的な風土とその教育が原因なのかもしれない、と最近思っています。
どうあっても自分を認めてくれる存在がいる、という確信が無ければ、自分に対する肯定感というのは自分自身が保障しなければならない。しかし、それは結構大変。絶対的な、でなくとも人の力を超えた何かがいて、それが自分のことを守ってくれている、という感覚が、今までの人類を内面から支えてきたのかもしれない。
そうすると、科学的な、悪い言い方をすれば頭でっかちな価値観、思想が子どもから大人たちまでどっぷり使っていて、なおかつ特定の宗教というのを持たない日本人はその支えを全く持たないで、自然の中を生きているのではないでしょうか。
この作品中、主人公が神に会ってその存在に畏怖を抱くシーンがありますが、こういった経験は現代はほとんどありえない。人智を超えたなにかに対する畏怖、そこから生まれる確信があるからこそ、人は勇敢に振舞うことができる、というのもこの作品のテーマではないでしょうか。
・・・考えすぎでしょうかね?たまたま、最近考えているテーマと合致する部分が多かったので、いろいろ思いました。
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レジャー開発が決まった山を守るため、神の使いの狐の化身とともに中学生男子の主人公が奮闘する物語。山には古墳があり、学術的に見る視線があり、レジャー開発という企業的視線があり、神がおわす自然を守りたいという視線があり、多角的に描いているのが印象的です。人を自然に反する悪と一元的に示すのでなく、人の営みも自然に内包されるものであるということが表されているのもいいなと思いました。
また古墳に関する部分で考古学的アプローチが示されているのも興味深く読み、これを中学生の時に読めば、色々な物事の見方があるんだということの題材になるのかも。20年前に書かれた作品ですが、そのテーマは今の原発問題にも通じるものもあります。即興的な解決策なんてないというのも、そうなのかも。
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ひさしぶりの児童小説。
狐+イケメンにつられて読んだとか、大きな声じゃ言えない理由で読み始めた。
自然保護の話が本筋になるのかなと思うんだけど、とても(?)まじめでリアルだった。
はぐらかすことなく現実を現実的にないてあるから、半端に夢や願望が叶ってしまう児童小説より好感が持てた。
あと、守山さんにドSとかナルとかへんなオタク的美味しい要素が入ってなくてよかった。