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レ・ミゼラブル 中 みんなのレビュー
- ヴィクトル=ユーゴー (作), 岩瀬 孝 (訳), 大野 多加志 (訳)
- 税込価格:990円(9pt)
- 出版社:偕成社
- 発売日:1993/03/01
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紙の本
ジャン・ヴァルジャンとコゼットの出逢い
2020/05/12 17:44
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投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作と同じく、第二部はワーテルローの描写から始まる。偶然将校を救った(本当は死体だと思い込み、金目のものを物色していた)テナルディエが、ジャン・ヴァルジャンとコゼット、のちにコゼットの伴侶となるマリユスに浅からず関わってくる。
奇跡的な脱獄を果たしたジャン・ヴァルジャン。ファンチーヌとの約束を実行すべく、悪辣なテナルディエ夫婦から少女コゼットを救い出す。ジャン・ヴァルジャンは初めて人への愛情を抱き、コゼットが彼の生き甲斐となる。
ジャベールの手から逃れて辿り着いた修道院。ここで数年間、ジャン・ヴァルジャンはコゼットと安息の時を過ごす。ジャン・ヴァルジャンと幼いコゼットの一場面がとても好きだ。コゼットの表情ははっきりと描かれていないが、ジャン・ヴァルジャンへの信頼に満ちていることがわかる。
第三部でマリユス初登場。王党派の祖父に勘当されて貧しさをかこちながらも、コゼットに恋心を燃やす。彼の棲家は、かつてジャン・ヴァルジャンとコゼットが暮らしたゴルボー屋敷。隣人は零落したテナルディエ一家だった。ある日、マリユスはテナルディエの悪だくみを知り…。
第三部における成長したコゼットとジャン・ヴァルジャンの登場が唐突なので、原作を知らないと戸惑うかもしれない。それでも、物語の展開が波乱に満ちているので読み応えがある。豊富な挿絵が物語の理解を助けてくれる。
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