紙の本
ワクワクするお店づくり
2001/01/09 15:15
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投稿者:高橋慎吾 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とかく金太郎飴などと揶揄されることが多い書店のなかにあって、一風変わった品揃えをしているのが本書で取り上げられているヴィレッジヴァンカードだ。名前からして変わっている同店の、立ち上げから第一号店の開店、そして多店鋪化への紆余曲折が綴られている。ちなみに菊地君とは同社社長の菊池敬一氏のこと。
ベストセラーは扱わない。ジャズやブルースのCD、アウトドアグッズの販売。倉庫を改造したロフト風の店構えなど。ホームページをごらんいただければ、どのようなお店なのかその一端は垣間見れると思う。
一見すると「おいしい」流行りものを集めただけの表層的な店づくりに見えないこともない。しかし菊地氏がみずからを「本屋の叩き上げ」と語っているように、本を核とした品揃えに励み、お客さんの声に答えた結果、たまたま利益率のよいグッズを扱うようになっただけにすぎないことがわかる。しゃれではないが、本業を大切にすることがいかに重要か読み取れる。7年ほど前の発行なのでデータが古く感じられるのがすこし残念だ。
内容的には出版・書店業界のことを知らないと退屈な面があるのは否めない。しかし小売店の経営という尺度で見れば、どうすればお客さんが何度も来たくなるようなワクワクするお店づくりができるかの参考になると思う。そういった意味で「毎日お客が来たくなるマーケティング実践術」なども一緒に読むとさらにおもしろいかもしれない。また菊地氏が書かれた「ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を」という本もある。
とにかく本書を一読すれば、ヴィレッジ・ヴァンガードへいちど行ってみたくなること間違いなし!!
◆読むと役立つかもしれないひと
独立してお店を持ちたいひと 閑古鳥が鳴いてるお店のひと ダメダメ書店員
紙の本
そういえば
2021/02/02 16:18
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴィレッジヴァンガードは、本屋というイメージはないが、イメージ通りの変わった本が、いっぱいあって楽しくなる。
本屋として利用したことないが、いつかマニアックな本たちを購入したい。
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ヴィレッジヴァンガードの創設者、菊地氏の事について書かれた本。自分がヴィレッジヴァンガード大好きなので買ってしまいました。本屋と雑貨屋を合わせる発想や、経営方法について書かれていておもしろいです。
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いろんなビレバンへ遊びに行っています。
納会のクイズ大会の景品もココでたくさん買いました。
オーナーの自分のやりたいお店作りをやりきり、皆から賛同されるまでになった強い意志はサイコーだね。
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カスタマーレビュー《ヴィレッジヴァンガード社長の菊池敬一さんがヴィレッジヴァンガードを数店舗にまで拡大させる時の話。
菊池さんが大和田書店で働いていた頃を含めて、なぜヴィレッジヴァンガードを作ったのか、どんな想いで作ったのかが熱く書かれています。》
★ヴィレッジヴァンガード http://www.village-v.co.jp/
◎「書いて稼ぐ技術」(永江 朗/平凡社/2009)
p.60【1986名古屋で開店・本書出版時1994には3~4店舗しか無かったが2009には全国230店舗を展開。
◎「菊池君の本屋」出版元の「アルメディア」は出版業界紙「新文化」の元・編集長 加賀美幹雄氏が始めた会社。「アルメディア」は出版界、特に書店会の役に立つ本を作る事をポリシーにし、書店のデータ収集なども行っている。「昨年は1000店もの書店が閉店」等のニュースが出るとき、その数字はたいてい「アルメディア」が調査したもの。つまり、一般的な知名度は無いが、出版業界内ではよく知られた出版社。】
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ヴィレッジヴァンガードの本。名古屋本店に行きたくなる本です。
名古屋って面白い本屋さんが発生しやすい土地柄なのかしら。
ちょっと古い本ではあるけれど、本屋さんの店づくりの一つの指針?にはなるかもなぁ。もちろん、全ての本屋がヴィレッジヴァンガードになる必要はないのだけれど。ようは、「あの本屋は○○だよね」とお客さんに一言で特徴を紹介してもらえるような本屋になるべき、かなと思う。
…そう考えると、私が嫌いな本屋は、一言で全く言い表せない本屋ばかりだなぁ。
言い回しとしては「もち論」が気になりました。「もち論」が使われているのが多いし、こういう表記するのかぁ…と。面白いからいいかぁ。
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ヴィレッジヴァンガード
http://www.village-v.co.jp/shopcount/index.php
直営店:269、FC:26、ダイナー:10、new style:22
平成10年5月 (創業 昭和61年11月)
この本は、1994年に書かれて、5号店までが書いてあるが、
16年で327店とは、凄すぎる。
売り上げ: 33,226百万円
経常利益: 3,171百万円
正社員300名+臨時雇用者2,032名 (2009年8月末現在:連結)
チチカカが連結子会社とは?
大宮ロフト、横浜ルミネ、海老名サティ、横浜ルミネ
ト、2010.4.17-4,18
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ホームページに感想を書きました。
「読むと無茶苦茶行きたくなります」
http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage024.htm
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「お好きな方にはたまらない」本屋さん。ヴィレッジヴァンガードの創業期の記録です。今では全国展開して上場もはたしておりますが、この本を読む限りですと、その裏には大変な苦労がしのばれます。
この本は「お好きな方にはたまらない」遊べる本屋さんのキャッチコピーでおなじみのヴィレッジヴァンガード。その創業期を記録したノンフィクションです。創業者の菊池敬一さんの経歴が掲載されているんですが、北海道から青山大学に入学して、大学時代は登山とバイトとジャズと麻雀の日々だったそうです。そして気乗りのしない就職活動を経て最初に勤めた会社は商品相場・先物取引の世界だったのだそうです。
結局そこは三ヶ月で「逃げ出した」そうですが、
「もともとデラシネだからね」
というセリフが作中にあって、僕も似たような経験がある以上、こういう人生並びに大学生活を送ってきた人間には絶対に水が合う世界じゃありません。そして彼は日本実業出版の営業を3年勤めたあと、大和田書店で本屋としての基礎を学びます。それから起業をするのですが、この本にかかれている限りでは、まだに綱渡りのような毎日を送っています。奥様も役員に名を連ねたり、自宅マンションを抵当に事業資金を捻出したりと涙ぐましい苦労の果てにヴィレッジヴァンガードはしり上がりの成長を見せ、全国展開を果たす様子が描かれています。
僕もこの本屋のヘビーユーザーですが、その裏には緻密な準備や日々の業務があるわけで、自分の人生に何らかのヒントを、という方には、一読の価値アリと思っています。
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みなさんは、ヴィレッジヴァンガードって本屋さんを
ご存じですか?名古屋で育った僕には、とてもなじみの
深い本屋さんです。
なぜなら、一号店が近所にできたとき、当時中学生だった
僕は、友達に「面白い本屋ができたから行ってみよう」と
連れられて行って以来の、ヴィレッジヴァンガードのファン
だからです。
ちなみに、僕の住む町で有名な「大和田書店」もヴィレッジ
ヴァンガードの開店に大きく関係していることがこの本を
読んで分かりました。(この大和田書店は、大和田獏さんの
お兄さんが経営している本屋ということで有名でした。)
※大和田書店で店員さんをしていた菊地さんを
なんとなく覚えています。
みなさんは、ヴィレッジヴァンガードって店長の趣味で好きな
ことやってる本屋だっていうイメージないですか?
僕も実は、店長の趣味がそのまま売っている本・モノに
反映されている店だと思っていました。
しかし、この本を読んで驚いたのは、菊地さんの「読みたい
本はヴィレッジヴァンガードに一冊もない」とのことでした。
しかも、菊地さんは商品ラインナップを利益率で語り、
顧客(しかも具体的な個人名)がどんなものをほしいか
を考えて商品を選んでいました。
ビジネスの世界でよく言われている顧客志向ですが、
まさに、菊地さんは根っからの顧客志向をもった商売人
だということをこの本を読んで強く感じました。
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ずいぶん昔のことになりますが、あるとき、偶然、本と雑貨のジャングルのような空間に迷い込んだことがあります。見るものすべてが、キッチュでポップでキラキラしていて、メッチャ興奮した覚えがあります。それが「ヴィレッジヴァンガード」という店の原体験です(きっと当時は、今よりもっと“ドンキ”度が高かった気がします!)。この本のタイトルの「菊池君」とは“遊べる本屋”ヴィレッジヴァンガードの創業者、菊池敬一さんのことです。今やどこのモールや学生街でも見かけるほどの規模になったヴィレヴァンがどう生まれて、どう拡大していったのか!?創業時ならではの熱気ある苦労&成功談はワクワクだし、現在に至るまで変わってないポリシーがどう形成されたかという話も興味深い(どんなものを扱っても、あくまで“書店”に拘るという姿勢には、出版畑で働く者としては感動!)。特に心に刻まれたのは「新刊と既刊を並列に扱う。なぜなら、初めてその本に出会った人にとっては、どちらも“新刊”だから」という発言。…ちなみに、上記文章は、原典を確認せずに書いているので、微妙に違っているかもしれませんが、逆に言えば、本書はそのくらい自分の中にしっかり蓄積されている、大切な一冊なのです。
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先に「ヴィレッジヴァンガードで休日を」を読んで、創業者 菊地敬一氏を知る。
彼の書店に関する経営理念と従業員の雇用理念に関心を持った。
本によって、その人となりを好きになることは余りないと思うが、今回はあった。
それで、引き続き「菊地君の本屋」を読んでみた。
これを読み終わると、今にも自分がヴィレッジヴァンガードのFC店が開業出来そうな気がするが、落ち着いて考えてみれば、そんな才能があれば薄給のサラリーマンなんかはとうに辞めていたはずである。
巻末のあとがきを読むと、これが本屋の参考書の風であることが書かれていた。
そうであっても門外漢でもその内容は面白い。
だからか、本屋の参考書でありながら2006年10月15日第12刷目であることを見ると、結構菊地ファンは多いのかも知れない。
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名古屋本店に行かなくては!と思った . 菊地敬一氏自身が書いた『ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を』も併せて読むと尚
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前に別の業界(DVDメーカー)にいた時に先輩に勧められて読んで以来、2回目。小手先のテクニックじゃなく、本屋の心意気をビンビン感じる。これ読むとほんと本屋やりたくなるんだよなぁ。他業種でも多くの学びがあること間違い無し。
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2015.8
ヴィレッジヴァンガードがどうやって生まれ、どういう考えで存在しているのかについて。ヴィレッジヴァンガードとは。スタッフ。商品。棚作り。すべて筋が通ってる。既存の方法でなくても、やろうと思えば何でもやれる。軸がブレなければ。本屋の可能性、書店員としての自分の信念に喝を入れられた気分。やりたいようにやればいいのだ。