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開高健の、いつも傍にいる小道具たちにまつわるエッセイ。物言わぬ静物たち(それは一つのオイルライターだったり、使いなれたパイプであったり、スパイスの効いたジャーキーであったりする)が、たしかに自分の生活を形作ってきたことを気持ちよく語っています。それは、自分の中のほんのちょっとのこだわりであり、ライフスタイルなのかもしれません。
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「長い旅を続けて来た。
時間と空間と、生と死の諸相の中を。
そしてそこにはいつも、
物言わぬ小さな同行者があった」‐前文より‐
タバコ、ライター、万年筆、帽子、・・。
著者と旅を共にした小物たちを通して語られる人、食、生。
気さくで、深くて、面白く、ページをめくるのが惜しいと思った24のエッセイ。
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開高健の文章は、上手である(と言うこと自体がおこがましいのだけれども)うえに、文体も内容も題材も、そして開高健自身のそれに対する考え方みたいなものも独特で飽きることがない。
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自分とは全く違う世界に住んでいる人のエッセイ。酒、煙草、釣り、万年筆とか。こういう趣味が男らしいとされているんだろうと思いながら読んでた。