紙の本
スリランカの大らかで魅力的な人々の話
2003/06/24 15:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitch - この投稿者のレビュー一覧を見る
豊かな色彩の自然と人物が画面いっぱいに広がる、スリランカの作家による作品です。スリラカの絵本はこれが初めてなのですが、もう本当にすばらしい!の一言です。これがあまりに素敵なので、もう一冊 同じ作家の別の絵本を即購入してしまったほど。
人と動物たちが自然な調和を保ちながら生活する、村の光景。 元気でおしゃべりで、働き者の女性たち。 それに対して、所在なげにたばこをくゆらせる、男性たちの姿。家の中の調度品も、用意される食事も、フォークやスプーンでなく手を使って食べるスタイルも、スリランカそのもので 眺めているだけで 元気になれそうな絵本です。ストーリーと絵全体から感じられる大らかさも、きっとこの絵本の魅力なのでしょう
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
スリランカのお話だそうですが、日本の昔話のようなストーリーでとても面白かったです。
絵が独特で、見ていてとても楽しい作品でした。
投稿元:
レビューを見る
スリランカの民話。人間の夕餉の匂いに誘われて、洗濯物の着物を着て、旅人に化けて、ごちそうにありつくホイティ。おおらかなおかみさん達が、南国気質ですね〜
投稿元:
レビューを見る
珍しいスリランカ発の絵本。訳は松岡享子さん。
お腹を空かせたきつねのホイティは、物干しにあった人間の服を身にまとい、人間(旅人)のふりをして、アンゴウ、マンゴウ、ランゴウという3人の仲良しおかみさんたちの家で順番にご馳走になる。最初のアンゴウこそ始めは気づかなかったものの、その正体に気付く。2人にも話し、2人とも笑いを堪えながら、知らないふりでもてなした。ところが、調子に乗ったホイティがおかみさんたちをバカ呼ばわりする歌を聞いて、怒り心頭。仕返しをしてやろうと、ある作戦を思いつく。ホイティがそれを着ることを想定して、ピンクの花嫁衣装を外に出していたのだ。花嫁衣装を着てやってきたホイティを結婚式に出すお菓子などでもてなす。さらに3人歌を歌って「花婿さんはどうしたの?」おかみさんたちが自分より一枚上手だったことを知ったホイティは森へ逃げ帰る。ピンクの衣装を脱ぎきれないまま、ショボンとしているホイティが愉快。スリランカの日常家庭が描かれているのも興味深い。
投稿元:
レビューを見る
ちょっと珍しい、スリランカが舞台の絵本。
森に住むくいしんぼうぎつねのホイティは、村のおかみさん達をだましておいしいものを食べようと、人間の格好をして出かけてゆきます。
やさしいおかみさん達はだまされたふりをして、ホイティにおいしいばんごはんをごちそうしますが・・。
調子にのったホイティは結局、おかみさん達に仕返しをされてしまいます。
のびのびと描かれたホイティがしゅんとする場面では、悪ぎつねとはいえ、思わず同情してしまいます。
投稿元:
レビューを見る
10分くらい。
アンゴウ、マンゴウ、ランゴウの三人のおかみさんが、きつねのホイティをからかう話。
2012/11/03 hannariおはなし会
投稿元:
レビューを見る
絵が大きく、色使いが綺麗で、大勢への読み聞かせ向きの絵本だと思います。話は少し長めで私が読むと13分くらい。
滑稽なきつねと気前のいい人達のお話です。
繰り返しのストーリーがわかり易く、文中に出てくる歌に適当にメロディーをつけて歌っぽく読むと文章が生き生きしてくるように思います。
とにかく色の美しさに目を奪われる絵本です。
投稿元:
レビューを見る
きつねのホイティが人間に化けてご馳走を食べて
でも3人の女の人に花嫁衣装を着せられちゃって
してやられる話
スリランカ産
投稿元:
レビューを見る
南国で生活する人々の暮らしぶりが 絵本から飛び出してきそうな
素朴だけど明るい色合いの絵本です。
服を着て 人間の家を訪ねるホイティの姿は 面白くて可愛くて憎めないし、きつねと知っててもてなす この三人のおばさんのおおらかさには憧れます。
投稿元:
レビューを見る
かさどろぼうと同じひと。きつねのホイティはお腹が空いて、干してあった洋服で変装して三人姉妹の一人の家にご飯をもらいにいきます。
ホイティが歌うところ上手くできなそう。
きつね、変装、三人姉妹、スリランカ
投稿元:
レビューを見る
スリランカのお話
南の国のおばちゃんのおおらかさ?
と違う気がする、チョッと毒のある感じがします。
投稿元:
レビューを見る
おとなのえほん
http://ehon.hatenablog.com/entry/hoity
おかみさんたちの大いなる慈悲が素晴らしいと思った。
ホイティが天狗になって悪い歌をうたった後でも、もうしなければ
これからもご飯を食べさせてやる、とまで言っている。
きつねが人に化けるという話は日本の民話にはたくさんあるが、
西欧ではこういった話は非常に少ない。
昔の村人たちと動物との付き合い方が日本と西欧で違ったからなのだろうが、このスリランカの絵本の『きつねのホイティ』は、
そういった意味で言えば日本の多くある民話ととても近い。
そこがひとつ発見だった。
投稿元:
レビューを見る
初心者向けよみきかせ講座で知り、図書館で借りた。
おなかをすかせたきつねのホイティは、旅人に変装して村人たちに食べ物をわけてもらう。
うまく変装できていると思っているのはホイティだけで……。
借りてきたはいいものの、表紙のきつねの表情がいやらしくて、手に取るまでに時間がかかった。
個人的に絵のタッチが好きではないのだけれど、表紙と裏表紙の絵はカラフルですてき。
スリランカでも、きつねはこういうキャラクターなのだなぁ、と不思議な気分になる。
「ホイティ トイティ ホイティティ!」のところを、子どもは気に入る、のか?
わき役のねこの使い方が好きだ。
投稿元:
レビューを見る
せめて借りた服と違うおうちを選んだらいいのに。
自分の服を着た人が自分のうちに来たら、キツネじゃなくてもおかしいと思いますよ。
お話しもさることながら、スリランカの文化をいろんな場面から見ることができます。
一番特徴的なのは、みんなごはんを手で食べているところでしょうか。
見返しには様々な生活の場面が描かれていて、これをひとつひとつ、何をしているのか調べていくだけでも、立派な授業ができそうな感じです。
投稿元:
レビューを見る
【子供の読み聞かせ用】スリランカの小さな村のお話。小賢しいキツネのホイティは、アンゴウ、マンゴウ、ランゴウというおかみさんたちを騙してご馳走にありつこうとするが。。。「ホイティ トイティ このおれさまは なンとまあ あたまがいいんだろ」を節をつけて歌うと喜びました。