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元々は「勧酒」のために購入。
が、他の訳詩もどれも絶妙すぎて何度も読み返すほどハマりました。飄々とした感じの意訳がなんともいえず。
日本語の詩も軽妙で美しく、かつ親しみやすくもあり…
初めて読んだ時は、学校の授業で扱われるような“詩”の概念を覆される衝撃を受けました。
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コノサカヅキヲ受ケテクレ/ドウゾナミナミツガシテオクレ/ハナニアラシノタトヘモアルゾ/「サヨナラ」ダケガ人生ダ
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漢詩の訳などが半分くらいなのですが、とても独特な訳ですごく面白いです。
もちろん井伏鱒二さん自身の書かれた詩も味わい深いものでした。
個人的には佃煮の魚の詩が好きです。
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はじめの「なだれ」からノックアウトされた。井伏さんといえばわたしにとって、ドリトル先生に出てきた前後どちらにも顔がある生き物を「オシツオサレツ」って名訳した人。詩もこんなにすばらしかったなんて。そしてこのタイトルのセンス。おまもりにします。
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井伏の詩、「ハナニアラシノタトエモアルゾ、サヨナラダケガジンセイダ」どのフレーズ、どこがで聞いたことがありましたが、井伏の自由闊達な五言絶句の翻訳あるいは意訳であったとは迂闊にも知りませんでした。これを知ることもできたのも茨木のり子さんのおかげですが、井伏鱒二の詩もいい。いいです。