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「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」
これよ、これ。
井伏鱒二さんが五言絶句とか漢詩を井伏節に訳している詩集デス。
ううううんと唸ってしまう、雰囲気の良い訳詩がたくさん。
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有名な于武陵「勧酒」の訳詩が収録されているのが本書です。
高島俊男先生などが述べておられるように、いくつかの漢詩の訳には元ネタがあるそうですが、そのようなことは所詮は豆知識程度のもの。本書の一連の詩の評価を貶めるものではありません。
収録されている詩の数々、訳というべきか翻案というべきか、ほんとうにすばらしい。
とりわけ朗読してみると、実に気持ちよいことばのつづりです。
そいえば、漢詩を中国語で発音すれば、奇妙な書き下し文を朗読するよりはるかにうつくしい。
やはり詩は、うた、音楽的な要素も強いものだと再確認。本書の詩も、元の漢詩を無視して井伏の詩として味わうべきなのでしょう。
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あの有名すぎる「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」も入ってる井伏先生の詩集です。この人の漢詩の訳し方がたまらなく好きです!センスにあふれてて、一昔前の人なのにどこかお洒落な感じがします。ほんまに好きです☆
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「サヨナラ」ダケガ人生ダ。いつも持ち歩いていたら、雨に濡れてカサカサになっちゃって。綺麗なのをモウ一冊買おうかな。
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コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
・・・・・・『勧酒』が読みたくて購入。
2009 2/17再読了
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花發多風雨
花に嵐の喩えもあるぞ
人生足別離
さよならだけが人生だ
翻訳じゃないですよね。超訳?このセンスが好き。
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某小説にて井伏鱒二の「勧酒」の一部が載っていたのがきっかけで読んでみました。
面白おかしいのもあれば、綺麗な文体で書かれているのもあってとても素敵でした^^「勧酒」はぜひともオススメです。
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この盃を受けてくれ
どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
日本語の妙味にノックアウトされて、
詩や漢詩によろめきそうなよかん。
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訳詩が読みたくて読んだ。有名な勧酒は本当感動する。花発多風雨 人生足別離でハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダとなるのがすごい。古別離とかでも「ヨシハラヘンガ気ニカカル」になっていたり、登柳州蛾山では「アキノオンタケ」とか「ココノツドキ」とかが面白い。訳詩を読んで「在所」という言葉がちょっと好きになった。
2010/8/17
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言うまでもないですが、やはり「勧酒」は本当にすごい。この魅力はなんなんだろう。どうしてもこの詩を書物という形で手元においておきたくて購入しました。
「勧酒」の圧倒的な貫禄とは逆に、くすりと笑ってしまう可愛らしい詩も多数収録されていたのに少し驚いた。40過ぎの男性に、子どもの頃の写真を送りつける母の様子も笑ってしまうくらい面白かったし、自分の胃を洗う蛙の描写も妙に愛らしかった。
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2011.05.15. 今朝読んだ日曜版の平松洋子さんの連載「小鳥来る日」に引用されていて、勢いがいいのにのんびりとしたいい感じだったので。
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元々は「勧酒」のために購入。
が、他の訳詩もどれも絶妙すぎて何度も読み返すほどハマりました。飄々とした感じの意訳がなんともいえず。
日本語の詩も軽妙で美しく、かつ親しみやすくもあり…
初めて読んだ時は、学校の授業で扱われるような“詩”の概念を覆される衝撃を受けました。
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コノサカヅキヲ受ケテクレ/ドウゾナミナミツガシテオクレ/ハナニアラシノタトヘモアルゾ/「サヨナラ」ダケガ人生ダ
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漢詩の訳などが半分くらいなのですが、とても独特な訳ですごく面白いです。
もちろん井伏鱒二さん自身の書かれた詩も味わい深いものでした。
個人的には佃煮の魚の詩が好きです。
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はじめの「なだれ」からノックアウトされた。井伏さんといえばわたしにとって、ドリトル先生に出てきた前後どちらにも顔がある生き物を「オシツオサレツ」って名訳した人。詩もこんなにすばらしかったなんて。そしてこのタイトルのセンス。おまもりにします。