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電子書籍
探偵小説としてはファンタジー要素が強い
2018/11/21 02:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おどろおどろしい歴史的背景を持つ舞台設定や曰く付きの一家に起こる連続殺人事件であること、過去の事件との関りがあることなどは横溝正史的な構成を連想させます。
卓・護を殺すトリックは、偶然の産物の要素が大きく、むしろ計画が失敗した結果ともいえるのですが(物理的可能性に疑問あり?)、それがジェイムズ・ペインが過去に描き残していた絵とそっくりになったという「偶然」はちょっと眉唾でファンタジーな感じです。
ストーリー展開のテンポがよく読みやすいので、長編でも一気読みできました。探偵小説としてはファンタジー要素が強いような気がしますが、ミステリーとしては面白かったです。
紙の本
始まりはいつもささいなこと
2016/01/18 18:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヴァン - この投稿者のレビュー一覧を見る
松崎レオナ登場作。
「水晶のピラミッド」や「アトポス」より先に読んでほしい一作。
レオナのルーツについて語っています。
かなり長いですが頑張って読みましょう。
ひょんなことから始まった事件は予想を遥かに超えるものだった・・・。
余談ですが、偶然とは恐ろしいものですね。
紙の本
暗くて重いがとても心に残る…
2002/07/29 00:39
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投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロローグから語られる、スコットランドでの逸話が深く印象に
残る力作。松崎レオナ初登場の作品でもあります。
現在に起こる不可解な連続殺人事件と、晒し首の名所、暗闇坂の
過去の因縁が、順番に挿入され、読者を陰惨な世界へと連れ出します。
御手洗シリーズの中でも、かなり印象に残る作品です。
事件のそもそものきっかけは、石岡さんにかかってきた1本の
電話から。ファンだと言う女性に呼び出されて、のこのこ(笑)
喫茶店に出向いた石岡さんは、そこでまるでお見合いのような
人定尋問にさらされます(笑)。その石岡ファンだと言う女性が、
付き合っていた男性が、なぜか台風の日に屋根の上にまたがって
死んでいた事から、事件は幕を明けます…。
あらすじを紹介するのは、とても無理(笑)!とは言っても、
ストーリーが込み入っている訳では、ありません。
普通に読んでいけば十分理解できます。とても陰惨で、悲惨な
一族の歴史が語られていくのですが、とても深く心に残ります。
なにしろ、御手洗、石岡、レオナの三人で、海外旅行にまで
行ってしまうのですから…(笑)
個人的に印象に残るのは、なんと言っても、壁画の場面。
もし実際にこういうような事があったとしたら、やはり、それは
無に帰してしまうものなのかも知れません。